こんにちは!ふゆこ(@fuyuko190)です。
今回は「転換の時代を生き抜く 投資の教科書」という書籍について解説していきます!
私は4年前から積立NISAを開始し、年収350万円・貯金40万円から資産1000万円を達成した方法について「節約オタクふゆこ」チャンネルで発信しています。
↓今回は、後藤達也さん著「転換の時代を生き抜く 投資の教科書」という本について紹介します。
- 投資をしたことがない・興味がない人でも「面白く」わかる
- 初心者向けの投資のはじめ方がわかる
- SBI証券
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↓この記事の動画版はこちら!
この本を読むメリット
この本は、以下のような投資超初心者〜投資経験者にとって、かなり有益な本になっています。
- 「株価って何?」という人
- 「株価はなんとなくわかるけど、説明しろと言われたら難しいかも…」という人
- すでに投資(NISA)を始めている人
- 投資について勉強し始めたけど、「なかなか難しいな…」という人
著者の後藤達也さんは以下のような方です。特にnoteでの解説は本当に参考になります。
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— 後藤達也 (@goto_finance) February 4, 2024
決算があったGAFAMの株価を1週間チャートにしてみました。明暗がみえやすいように工夫しましたが、どうでしょうか。NASDAQは1%ほどの上昇です。👇どなたにも読めるよう、noteで決算のポイントを簡潔にまとめました
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元日経新聞記者の方の本か〜…。自分は普段本を読まないし、難しそう…。
と思う方もいらっしゃると思いますが、「投資の教科書」はかなり読みやすいです。
私は26歳まで漫画ばかり読んでいて本が苦手だったのですが、この本は読みやすいと感じました。
なのに中身は濃いです。
- 文字が語り口調に近いため、読みやすい
- 具体例がたくさんあって、データもちゃんとあるので「わかりやすく、おもしろい」
- 教科書的な説明だけでなく「要はこういうこと」という説明がある。
- 後藤さんの思考回路や、投資経験を追体験できるような内容。
この記事では、
- 株って何?
- 初心者向けの投資のはじめ方
- VIX(恐怖指数)って何?
について、順番に解説していきます。
株って何?
株式会社を起こすときは、お金が必要になります。最初の資金を元手に、材料を買ったりして商売をするわけです。
この最初の資金は大きく2種類に分けられます。
- 借金:銀行や知人からおカネを借りる
- 株:「資本」とも呼ばれ、借金のように返済する必要がない
株主(出資した人)には大きくふたつの権利があります。
- 利益の分配
- 出資額に応じて、配当として会社の利益を受け取ることができる
- これまで蓄積してきた財産も株主のモノ
- 議決権:会社の大事な経営判断を決めることができる
利益の分配については、もちろん以下のようなリスクがあります。
- 会社が大きく成長すれば、配当や株価は何倍にもなるかも
- 倒産してしまえば、配当はもらえず、出資したお金も返ってこない
後藤さんの例
「株とは何か?」の説明は以上ですが、次は後藤達也さんの会社を具体例として説明します。
著者の後藤達也さんも、株式会社を作りました。
- 資本金は100万円
- 代表取締役は後藤さん本人
- 株主は過半が後藤さん本人
- 株式の一部は親族が保有
- 大きな費用がほとんどかからないため、銀行などからの借り入れはなし
後藤さんの業務はX(Twitter)・noteでの情報発信やメディア出演です。
つまり、以下のような大きな費用がかかりません。
- 家賃(店舗を構える事業の場合はかかる)
- 原材料費(原材料が必要な事業の場合はかかる)
- 人件費(人を雇う場合はかかる)
こういった大きな費用がかからない場合、会社を起こすとなっても借り入れは必要ないんです。
私がもし個人事業を法人化するとなっても後藤さんとほぼ同じで、借り入れはゼロです。Youtubeやメディア出演が主な業務ですので、↑のような大きな費用はかかりません。
後藤さんは現在、後藤さん本人が「株主」「経営者」「実務をこなすプレーヤー」という形で、会社に関わっているというわけです。
知人が株主になったりしていないので、一人で完結しており、シンプルですね。
さらに、後藤さんは今後も知人からの出資を受け入れる予定はないとのことです。
出資を受け入れると、先ほど説明したように、株主に2つの権利が生まれます。
株主(出資した人)の権利
- 利益の分配
- 出資額に応じて、配当として会社の利益を受け取ることができる
- これまで蓄積してきた財産も株主のモノ
- 議決権:会社の大事な経営判断を決めることができる
出資を受け入れると、自分以外の人も株主になるわけです。経営者からすると、
- 経営判断や事業運営について、株主への説明責任が生じる
- 「目先の利益に貢献しないし、長期的にもよくわからないけどやってみたい」というプロジェクトが決めにくくなる
という影響が生まれます。
これについて、後藤さんは「これは健全な緊張関係かもしれませんが、自分自身の会社としては窮屈さも生まれます。」(引用)と書いています。
株の根本的な部分の説明は以上です。「投資の教科書」では、このように
- 教科書的な説明
- 具体例や「要するにこう」「メリットデメリット」的な説明
の両方があるので、非常にわかりやすいです。
株価とは?
最初に株式会社を起こすとき、株式会社を起こす人が例えば
- 資本金は10万円
- 株式は20株を発行する
とすれば、10万円 ÷ 20株 で、1株5千円になります。この「10万円」や「20株」という数字は株式会社を起こす人が決めます。
つまり、この会社ができた時の株価は1株5千円です。
例えばこの会社に関しては、以下のようになります。
- 10株5万円で購入
- その企業がどんどん成長
- 「10株50万円でも良いから欲しい」と言われれば、差額の45万円が利益になる
- ↑の場合、「1株5万円」が株価
株式会社は「上場」すると、東京証券取引所などの取引所で売買ができるようになります。
逆に、上場するまでは↑のような「10株50万円でも良いから欲しい」といったやり取りを個人間でやることになります。手間がかかってちょっと大変です。
上場すれば、この点が一気に便利になります。
- 「1株5万円なら売ってもいいよ」
- 「5万円なら買いたい」
という人がいれば売買成立です。1株5万円という株価で、株が売れた(買った)というわけです。
この株価について、後藤さんは「株価は『現在より未来』を見て決まる」と書いています。
今の価値と未来の価値とは、以下のようなことです。
- その会社が現金をどれだけ持っているか?
- レストランであれば、建物や内装の価値はどれほどか?
- レストランが今後どれだけ稼ぐのか?
- 例えば、「ミシュランガイドに掲載される」「大人気のシェフがいる」なら、株価は上がりそう
- 例えば、「リピーターが少ない」なら、株価は下がりそう
投資家が見ているのは「未来の価値」です。その会社の未来を予想し、株の注文を出した綱引きの結果が株価です。
「投資の教科書」では、以上のように「企業の決算書の見方」「バランスシートの面白さ」についても
- 教科書的な説明
- 具体例や「要するにこう」「メリットデメリット」的な説明
の両方があり、超わかりやすくまとめられています。気になった方はぜひお手に取って読んでみてください。
私は普段日本高配当株の動画を出しています。
「決算書の見方」「バランスシートの面白さ」については、会社に関わる社会人であれば必須の教養なのはもちろんです。
ですがそれ以上に、ふゆこ個人的には財務優良な高配当株を探すためにも、知っておいた方が良いと思います。
役に立ちますし、何より面白いんです。
ですのでこの本は「高配当株をやるために勉強したいけど、なかなか難しくて頭に入ってこない…」という方に、ぜひおすすめしたい本でもあります。
初心者向けの投資の始め方
新NISA制度については、私自身はすでにたくさん情報発信してしまっていますので、割愛します。
「投資の教科書」でも、新NISA制度自体の説明はさらっと書いてあるのみです。それよりも、「投資信託とは?」「どういった戦略が良さそうか?」という「投資自体の中身」について語られている本になっています。
後藤さんは、投資を始めたい人に向けて、以下のように書いています。順番に解説していきます。
- まず一番大切なのは、投資詐欺に気を付けること
- 基本的にはネット証券がおすすめ
- 実際にやりながら調べていく方が理解が早いと思う
- 基本的にNISA・iDeCoを活用すべき
- 「長期運用」「地域・買うタイミングの分散」が良い
投資詐欺に気を付ける
「投資詐欺は一番最初に気をつけて欲しいこと」と後藤さんは書いています。
↓私も以下の記事にしました。投資詐欺の最新手口についてまとめました。
↓私の写真を勝手に使って、LINEに誘導するという詐欺があります。偽物ですので絶対に登録はしないでください。
私だけでなく、後藤達也さんのような著名人を騙る詐欺などもあります。
もし「これ、大丈夫なのかな」「詐欺かもしれない」と感じた時は以下にご相談してください。
- 金融庁金融サービス利用者相談室に伝える
- 証券取引等監視委員会情報提供窓口に伝える
- 電話番号188(消費者ホットライン)に相談
証券会社はネット証券がおすすめ
私もそうですが、著者の後藤達也さんもネット証券をおすすめしています。
- 手数料が安いため、基本的にネット証券がオススメ
- SBI証券、楽天証券、マネックス証券、au株コム証券、松井証券など
- いくつかチェックして、自分が使いやすそうな証券会社を選べばOK
- SBI証券
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/
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口座開設後、株や投資信託を買いながら、疑問点を調べていくのがオススメです。
著者の後藤さんは「いきなり分厚い教科書を読まされるよりも、実際に手を動かして感じた疑問を調べていく方が、圧倒的に理解が早いと思います。」と本の中で書いています。
私もこれには完全に同意です。
私も5年前に「株価って何?」というところから投資を始めました。
- 取引を始めると、いろんな疑問が出てくる
- 疑問が出てきてから調べる方が、頭に入る
- 投資を始める前は難しくてなんだかよくわからなかった説明が、わかるようになる
ということがあるので、投資はやりながら調べると理解が早くなります。
後藤さん自身の投資
後藤さん自身は以下の投資を行なっています。かなりスタンダードな投資戦略です。
- NISA・iDeCoを活用
- 長期運用
- 地域・買うタイミングの分散
この根拠については、私のブログ・動画では類似の内容を何回も説明済みですので省略します。もちろん「投資の教科書」には理由もちゃんと書いてあります。
恐怖のバロメーター「VIX」
みなさまは「VIX指数」というものをご存知でしょうか。
一言で言うと、「米国株の株安警戒の鏡」です。(※後藤達也さんYoutubeより引用)
- S&P500が今後1ヶ月間でどれくらい大きく動きそうか?という投資家の予想を数値化したもの
- 「オプション」という株価の乱高下に備える保険のような金融商品があり、その取引状況から「恐怖感」が測れる
※「投資の教科書」より引用
↓こちらは、西暦2000年以降のVIXとS&P500です。VIXが増えたところで、S&P500は下落したことがわかります。
- 「株価が近いうちに急落しそう」と考える人が増えるとVIXは上がる
- 「株価が近いうちに急騰しそう」と考える人が増えるとVIXは下がる
一つの基準が「VIXが30以上かどうか?」です。VIXが30を上回ると危機モードというイメージです。
逆に、「VIXが20以下の時」は楽観ムードで、株価が高くなりやすいイメージです。
では、VIXが20以下の時に株を買えば良いかというと、そこまで単純ではありません。
- 20以下が続いているときは株高になりやすい
- 過度の楽観によって、株を買いすぎてしまう人が増える
- 結果、あとで反動がきやすい
- もし、こんな時に下落が来れば、多くの人がより売却することになり、下落が強まる可能性も
このようなこともあります。
要は、
- VIXは「恐怖感」が測れる重要な数値
- 一方で、VIXだけで投資判断をするのは危険
というわけです。
まさに「投資の教科書」
この本「投資の教科書」では、他にもたくさんの考え方や事例を用いて解説してくれています。
超参考になりましたので、気になった方はぜひお手に取って読んでみてください。
まだ証券口座の開設をしていないという方には、以下の動画・記事を見ながらご自分のスマホやパソコンで操作をすれば、口座開設・入金・新NISAのつみたて設定が完了します。
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