こんにちは!ふゆこ(@fuyuko190)です。
2024年も、各証券会社が「優良な投資信託」「クレカ積立でのポイント付与率の変更」「クレカ積立金額上限の引き上げ」など、さまざまなサービスを打ち出してきました。
証券会社は新NISAを機に、顧客獲得のために競争しています。
そんな中、「NISA口座を他の証券会社に乗り換えたい」と考える方は多いと思います。
2025年分のNISAから証券口座を乗り換えたい場合、2024年10月1日から手続きの受付がスタートします。
そこで今回は、以下について解説してきます。
- 楽天証券への乗り換え方法
- SBI証券への乗り換え方法
↓この記事の動画版はこちら!
NISA口座を変更すべきなのか?
今回は、NISA口座の移管手続きについて解説します。
私がこういった記事を出すと、「特に考えていなかったけど、NISA口座って自分も変更した方が良いのかも?」と不安になる方もいるかもしれません。
個人的には以下の場合に、SBI証券や楽天証券への移管をオススメしています。
- 手数料の高い傾向にある、対面取引がメインの証券会社でNISAをやっている人
- 銀行でNISAをやっている人
対面型の銀行や証券会社でNISAを行う場合、以下のデメリットが考えられます。
- 人件費の分、手数料が高い傾向にある
- 手数料が高い投資信託しか取り扱いがない
- 金融商品の営業を受けることも
これ以外の方は、(もちろん場合によりますが)手間をかけてNISA口座の移管をするメリットは少ないと思います。
以下のような条件を満たす「良い証券会社」を選ぶのが大事なのではと思います。
- コストの低い優良な投資信託を取り扱っているか?
- 購入時手数料は低いか?
- 銘柄や投資信託の検索機能は便利か?
- 使いやすいUIになっているか?
SBI証券と楽天証券であれば、上記を満たしています。なので、「SBIか楽天か?」はよく議論されますが、どちらでもOKです。どちらも90点以上の証券会社です。
大まかには、以下のように選ぶと良いです。
- 楽天経済圏をよく使う人は楽天証券
- 三井住友カードをよく使う人はSBI証券
↓ネット証券4社のクレカ積立によるポイント還元率の比較はこちら。積立金額ごとに、もらえるポイントを比較しました。
楽天証券のNISA乗り換えが完全ウェブ化
2024年9月18日に発表されたプレスリリースによると、他社口座から楽天証券へのNISAの乗り換え手続きが簡単になりました。
NISAの口座変更は、以下のように紙での書類請求や送付が必要でした。
2024年10月1日以降は、以下のように書類請求・郵送が不要になります。
つまり、「書類送付までの時間」の分、作業にかかる時間が短縮されるようになります。
以下では、乗り換え方法について解説しています。リンクから飛ぶと便利です。
楽天証券へNISA口座を乗り換える方法
ここでは、具体的な乗り換え手順について解説します。
- 移管元の金融機関で廃止通知書の請求
- 楽天証券でNISA口座を申し込み
廃止通知書の請求方法
まず最初に、変更前の金融機関で停止手続きを行い、「廃止通知書」を受け取ります。
例えば「SBI証券から楽天証券へ乗り換えたい」のであれば、まずはSBI証券で作業をする必要があるわけです。
SBI証券の停止手続きURLはこちら。こちらから請求することができます。
この手続きが完了し、郵送で「廃止通知書」を受け取れば、楽天証券でのNISA口座申し込みをスタートできます。
楽天証券でNISA口座を申し込み
「廃止通知書」を受け取った後は、
- 楽天証券に総合口座を持っていない場合
- 楽天証券に総合口座を持っている場合
の2通りの手順があります。順番に解説します。
※以下、「総合口座って何?」という方のための説明です。
要は「過去、楽天証券で口座開設をして、解約していない」のであれば、「楽天証券に総合口座を持っている」ということです。
証券口座を作り、NISAやiDeCoを申し込むと「総合口座」の中に「特定口座」「NISA口座」「iDeCo口座」などの枠が用意されます。
特定口座(NISA口座やiDeCo口座ではない)で投資を行うこともできます。
今回は、1人1口座までしか持つことのできない「NISA口座」を、他社証券会社から楽天証券へ移管する(移動させる)ための方法を解説しています。
楽天証券に総合口座を持っていない場合
①楽天証券ホームページから「口座開設」をタップ
②本人確認など、入力を進める
③NISA口座の画面で「開設する」「他社からの乗り換え・再開設」を選択
④次に、移管元の証券会社に請求した「廃止通知書」をもとに、入力していきます。
「廃止通知書」の入力は「楽天証券に総合口座を持っていない場合」「楽天証券に総合口座を持っている場合」で共通しています。
④-1 「提出年月日」「廃止した年のNISA利用」を、廃止通知書の通りに入力。
↓楽天証券の画面。
↓廃止通知書の該当部分
④-2 整理番号を、廃止通知書の通りに入力。
↓楽天証券の画面
↓廃止通知書の該当部分
④-3 「廃止通知を発行した金融機関」を入力。
↓楽天証券の画面
↓廃止通知書の該当部分
④-4 廃止通知の氏名が一致しているかを確認。
↓楽天証券の画面
↓廃止通知書の該当部分
ここまで入力し、間違いがないことを確認して送信すれば、一通りの作業は完了です。
お疲れ様でした。
実際にはこの後、審査が通れば楽天証券から「お知らせ」欄等でNISA口座開設完了の連絡があるはずです。
楽天証券に総合口座を持っている場合
①楽天証券トップページからログイン
②NISA申込画面から「他社から乗り換え・再開設」をタップ(クリック)
③次に、移管元の証券会社に請求した「廃止通知書」をもとに、入力していきます。
「廃止通知書」の入力は「楽天証券に総合口座を持っていない場合」「楽天証券に総合口座を持っている場合」で共通しています。
③-1「提出年月日」「廃止した年のNISA利用」を、廃止通知書の通りに入力。
↓楽天証券の画面。
↓廃止通知書の該当部分
③-2 整理番号を、廃止通知書の通りに入力。
↓楽天証券の画面
↓廃止通知書の該当部分
③-3 「廃止通知を発行した金融機関」を入力。
↓楽天証券の画面
↓廃止通知書の該当部分
③-4 廃止通知の氏名が一致しているかを確認。
↓楽天証券の画面
↓廃止通知書の該当部分
ここまで入力し、間違いがないことを確認して送信すれば、一通りの作業は完了です。
お疲れ様でした。
実際にはこの後、審査が通れば楽天証券から「お知らせ」欄等でNISA口座開設完了の連絡があるはずです。
SBI証券へNISA口座を乗り換える方法
まず最初に、変更前の金融機関で停止手続きを行い、「廃止通知書」を受け取ります。
例えば「楽天証券からSBI証券へ乗り換えたい」のであれば、まずは楽天証券で作業をする必要があるわけです。
ここでは、具体的な乗り換え手順について解説します。
- 移管元の金融機関で廃止通知書の請求
- SBI証券でNISA口座を申し込み
廃止通知書の請求方法
ここでは、例として楽天証券からSBI証券に乗り換えたい場合について解説します。
以下のように楽天証券で廃止通知書の申請を行います。
①楽天証券にログイン
②左上のメニューの中の「NISA」をタップ(クリック)
③メニューバーの「…」をタップ(クリック)
④「NISA口座申込」をタップ(クリック)
⑤下の方にある「他の金融機関へNISA口座を移す」をクリックして申し込む
これで楽天証券(移管元の金融機関)での作業は完了です。
楽天証券によると、「廃止通知書は請求後、1週間程度後に当社から発送いたします。」とのことです。
次は、移管先のSBI証券でNISA口座を申し込みます。
SBI証券でNISA口座を申し込み
「廃止通知書」を受け取った後は、
- SBI証券に総合口座を持っていない場合
- SBI証券に総合口座を持っている場合
の2通りの手順があります。順番に解説します。
SBI証券に総合口座を持っていない場合
SBI証券の総合口座を持っていない場合、SBI証券公式サイトから口座開設を開始してください。
- ネット証券人気No.1
- 口座開設・維持手数料無料
- 日本株の取引シェアNo.1
- 単元未満株の買付手数料無料
と、これから投資を始めたい方におすすめの証券口座です。
\おすすめランキング1位/
口座開設の途中で「他社から乗り換える」を選択して手続きを始めてください。
届いた書類に記入し、SBI証券に必要書類を返送します。
書類を返送し、無事審査が通ればSBI証券の「重要なお知らせ」欄等でNISA口座開設完了の連絡があるはずです。
↓SBI証券の総合口座開設の方法(詳細版)はこちら。
SBI証券に総合口座を持っている場合
SBI証券の総合口座を持っている場合は以下の手順です。
①SBI証券にログインします。
②右上の「三」をタップ
③赤枠部分のNISAの「開設」をタップ
④「金融機関変更の手続き」をタップし、書類請求を申し込む
⑤届いた書類に記入し、SBI証券に必要書類を返送する。
作業はここまでです。お疲れ様でした。
書類を返送し、無事審査が通ればSBI証券の「重要なお知らせ」欄等でNISA口座開設完了の連絡があるはずです。