こんにちは!ふゆこ(@fuyuko190)です。
今回は「SBI経済圏」について解説していきます!
- SBI経済圏の特徴
- SBI経済圏でお得にポイントを貰う方法
- メリットとデメリット
- SBI経済圏の始め方
最近、SBI証券と三井住友カード(NL)の利用でVポイントを貯めることができるSBI経済圏が話題になっています。
Vポイントを効率的に貯めていけば、節約ができて貯金額を増やすこともできますし、浪費に使って人生を豊かにすることにもつながります。
こういうポイントの話って、どこがどのくらいお得なのか自分で調べるのは面倒…
複雑でよくわからない!
という、モヤモヤを解消できる記事になっています!
私は節約や投資について他にも記事をアップしているので、気になった方は見てください。
↓この記事の動画版はこちら!
結論
まず結論です。今回説明したい内容をまとめるとこの図になります。
SBI経済圏は現状、
- 住信SBIネット銀行
- SBI証券
- 三井住友カード(NL)、Oliveフレキシブルペイ
の3つでできています。
三井住友カード(NL)、Oliveフレキシブルペイを使ってSBI証券に投資をしたり、通常のお買い物でVポイントが貯まります。
住信SBIネット銀行の特徴
住信SBIネット銀行のメリットはこちら。
メリット1つ目が、為替コストが安いことです。
米国株をやりたい人はドルで株を買うことになるので、為替コストは大事です。
各証券会社の為替コストはこちら。
こんな感じで、住信SBIネット銀行で円をドルに替えれば、他の銀行や大手ネット証券よりもコストが低いです。
2つめのメリットは、ATM利用手数料と他銀行への振込手数料が最大月20回無料だということです。
無料になる回数はランクによって違います。
- 口座開設をした直後は月5回まで
- 口座残高などの条件によってランクが上がって無料回数も増えていく
でも、ランクが上がらなくても最初の月5回まででも結構十分ですよね。
3つめのメリットは、同一名義で目的別に最大10個の口座を作ることができ、円定期預金や外貨預金の管理も可能だということです。
貯金用口座と生活用口座を分けるとか、子供用の貯金として分けるとかもできます。
SBI証券の特徴
SBI証券は口座開設数840万口座以上の最大手のネット証券です。
NISAやiDeCoはもちろん、日本株、米国株、投資信託、債券などなど、様々な商品に投資ができます。投資初心者から上級者まで人気があります。
SBI証券の特徴はこちら。
なんといっても手数料が最安クラスで商品数も数多く取り揃えているというのがメリットですね。
特に、SBI証券は「2023年10月までに国内株式の売買手数料の無料化を目指す」との方針を明らかにしました。
※2023/9/17追記:SBI証券では、2023/9/30から日本株の現物と信用取引のいずれも手数料が無料になります。
手数料無料っていうのが本当にすごいです。
このニュースのおかげで「SBI証券がトップ」と思っている人も多いんじゃないでしょうか。
という感じで、SBI経済圏への注目が今一気に集まってきているということですね。
後で詳しく説明しますが、SBI証券ではVポイントで投資ができます。
お金で投資をするのが怖い人でも、ポイントならいいかも…と思う人もいますよね。そんな方も、SBI証券ならポイント投資ができます。
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三井住友カード(NL)の特徴
三井住友カード(NL)はカードに番号が書いていないクレジットカードです。カード番号はVpassというアプリで管理します。
還元率は基本0.5%、加盟店では最大7%です。
対象のコンビニ・飲食店にて、
- Visaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレスでお支払いすると、5%のポイント還元
- スマホのVisaのタッチ決済、Mastercardコンタクトレスでお支払いすると、7%のポイント還元
2023年9月現在、5%または7%還元対象のお店はこちらです。
基本還元率1%という他のクレカも結構あるので、基本0.5%というのは低めなんじゃないか…と読者さんも思ったと思います。
実は対象店舗から3店舗選ぶと通常還元率0.5%に加えて0.5%がプラスされるので、その3店舗では1%還元になります。対象店舗は以下です。(2023年9月17日現在)
2024年1月30日追記
「選んだお店でポイント+0.5%還元!」のサービスは、2024年3月27日(水)をもって終了となる予定です。
普段から使っているスーパーやドラッグストアを選んでおけば還元率を1%にして、ポイントがお得にもらえるということです。
Vポイントの特徴
Vポイントは様々なことに使えます。
普段の買い物やクレカ積立で貯まったVポイントは、次のような使い道があります。
- ポイント投資
- Vポイント支払い
- クレカ支払い
- 三井住友銀行の振り込み手数料
- 他ポイントへの移行
- ギフト券、商品交換
基本的に1ポイント1円で使えるんですが、他ポイント移行やギフト券の交換では1ポイント1円未満になってしまいます。なので、Vポイントを使うなら個人的には1ポイント1円で使えるものが良いと思います。ピックアップすると以下のようなものです。
- Vポイント支払い
- ポイント投資
- クレカ支払い
- 三井住友銀行の振り込み手数料
以上のように、Vポイントはさまざまなことに使えます。
Vポイントの有効期限は、獲得した月から2年後までとなっています。
2年経過後は、1ヶ月分ずつ消えていくので注意が必要です。
SBI証券と三井住友カード(NL)の組み合わせ
三井住友カード(NL)でSBI証券にクレカ積立をすることができます。
※クレカ積立は、「三井住友カード」だけでなく、「Oliveフレキシブルペイ」でも行うことができます。
- 積立で0.5%〜5.0%のVポイントがもらえる
- 月100円〜5万円の積立設定が可能
- つみたてNISA、新NISAにも対応
- 一度設定すれば毎月自動で積立されるため、手間がかからない
- もらったVポイントは「ポイント投資」「Visaタッチ決済、iD決済が使えるお店」「Visa、Apple Payが使えるネットショッピング」で使える
このクレカ積立はNISA口座でもできます。NISAをやりながらポイントをためられるということです。
特に、以下の使い方が今流行っていますね。
- 「三井住友カード ゴールドNL」「Oliveゴールド」のどちらかを申し込み
- 初年度100万円以上の利用で年会費を永年無料に
- SBI証券のクレカ積立で1%のポイント還元を受け取る
生活費を全て三井住友カードゴールド(NL)に集約すれば、年間100万円、つまり月84,000円に到達できるという人も多いと思います。
この基準を達成するために100万円使うことを100万円修行と呼びます。
100万円修行の注意点は2つです。
1つ目はクレカ積立分のお金は100万円修行に含まれないことですね。
- 年会費(クレジットカード、ETCカード)
- クレカつみたて投資(SBI証券)
- キャッシングリボ、海外キャッシュサービス、その他ローンの返済金、リボ払い・分割払い手数料
- 交通系等の電子マネーへのチャージ、モバイルSuicaの定期券・特急券・グリーン券の購入
- 三井住友カード発行プリペイドカードへのチャージ、スマートフォンアプリ「Vポイント」へのチャージ
- 国民年金保険料、提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料
- PiTaPa(ポストペイおよびオートチャージ)
- Ana Payへのチャージ
以下に示すものが100万円修行の対象になる支払いです。
- 家族カード
- 税金・家賃、公共料金のお支払い
- 「Vポイントが貯まる保険」のお支払い
- 楽天ペイ
- ローソンスマホレジ
- Amazonギフト券の購入 ・チャージ
- Apple Pay
- au Pay
- d払い
- ETC
- Google Pay™
- iD
- Kyash
- LINE Pay
- Mastercardコンタクトレス決済
- PayPay
- Revolut
- Visaのタッチ決済
- MIXI M
- WebMoney
例えば、「ゴールドカードにしたのに100万円に届かないけどお金の使い道がない!」となったら、無理して買い物はせずに以下のような対応をするのがおすすめです。
- Amaozonギフト券の購入
- 〇〇Payへのチャージ
こちらを行うことで、100万円を達成しつつ浪費を防ぐことができます。
私はLINE Pay経由で国民健康保険などを支払うことで、三井住友カードゴールドの100万円修行を進めています。
2つ目の注意点は「100万円修行を達成すれば次の年から年会費永年無料」なんですけど、「永年無料」の意味は「長い間無料」だということ。
永遠ではないので注意が必要です。
SBI証券と住信SBIネット銀行の組み合わせ
住信SBIネット銀行は、SBI証券と連携すれば「SBIハイブリット預金」が行えます。
「住信SBIネット銀行」の中に、「代表口座(円普通預金)」の他に「SBIハイブリッド預金」という枠ができる、というイメージです。
- SBI証券内に買付余力がなくても投資信託を購入できる
- 定額自動振替サービスを使えば、SBIハイブリッド預金へ自動で振り替え可能
- 普通預金金利が0.01%にアップ(メガバンクの約10倍の金利)
通常、証券会社への入金は以下のような流れになります。
- SBI証券に〇〇銀行から10万円入金をする
- SBI証券に10万円のお金が移動する
- SBI証券で10万円分の投資信託等が購入可能になる
しかし、住信SBIネット銀行のハイブリッド預金に10万円の残高があれば、入金の操作を行わなくても10万円分の投資信託等が購入可能になります。
デメリットはこちら。
- すでに銀行口座が沢山ある人は、口座が増えることで管理が面倒になる可能性も
手数料が必要になるなどのマイナス面はありません。無料でできます。
SBI経済圏はVポイントでお得にお買い物ができる
以上のような感じで、SBI経済圏では以下のような流れで、Vポイントでお得にお買い物ができます。
- クレカ投資や普段のお買い物でVポイントを貯める
- 貯まったポイントで投資、クレカ支払い、お買い物をする
SBI経済圏のデメリット&注意点
デメリットと注意点は以下の通りです。
- SBI経済圏はまだ規模が小さい
- ゴールドを目指して無理して100万円修行をすると浪費になる
- 7%還元だからとコンビニを使いすぎると浪費になる
- クレカの使いすぎやリボ払いには注意
- 投資は元本保証ではない
デメリット①規模が小さい
SBI経済圏はSBI証券と銀行のみの経済圏です。
他の経済圏ではネットショッピングやスマホ、電気、ガスや保険もあるので、まだ規模として小さいというのが正直なところです。
でも、ここ最近のSBI経済圏の伸びはすごいので、今後に期待ですね。
デメリット②〜⑤
- SBI経済圏はまだ規模が小さい
- ゴールドを目指して無理して100万円修行をすると浪費になる
- 7%還元だからとコンビニを使いすぎると浪費になる
- クレカの使いすぎやリボ払いには注意
- 投資は元本保証ではない
②〜⑤に関しては、SBI経済圏特有の物というよりは、どんな経済圏でも言えることです。
例えば、
年間100万円は元々使うし、投資は適切な範囲でやろうと思ってるんだよね
という人が、
じゃあ同じようにやるならポイントで得したいよね。
ということで三井住友カードゴールド(NL)やSBI証券を利用するのは全く問題ないわけです。
デメリットを踏まえた基本戦略
とはいえ、「じゃあどうすればいいの?」と気になっている方もいると思います。
- できるだけ節約したい人がどうやって100万円修行をクリアすれば良いのか?
- その場合のポイント還元率はトータルでいくらになるのか?
を解説していきます。
楽天証券によると、つみたてNISAの月の平均積立額は約25,000円です。なので2万円積み立てる設定にしました。
↑の店舗の中から3店舗選んで、還元率1%で、毎月5万円を日常の食費や日用品の買い物として支払っているとします。
その他、還元率0.5%の光熱費、通信費、ネット通販や趣味費用を月34,000円とします。
この場合もらえるポイントは、合計で年間20,440ポイント。
1ポイント=1円なので、20,440円分です。
1,248,000円の支払いに対して20,440円分のポイントがもらえるので、トータルでのポイント還元率は1.64%になります。
1.64%の還元率というのは結構高いので、お得度が高いんじゃないかなと思います。
1%にできる店舗が身近になくて、クレカ積立以外の還元率が0.5%だった場合もトータルでの還元率は1.4%になるのでかなり高い還元率です。
SBI経済圏の始め方
ということで、以下の3つを解説してきました。
- 住信SBIネット銀行
- SBI証券
- 三井住友カード(NL)、Oliveフレキリブルペイ
SBI経済圏を始める第一歩としてオススメなのが、SBI証券の口座開設です。
口座開設をする中で、住信SBIネット銀行と三井住友カード(NL)の申し込みも同時にできるからです。
SBI証券の口座開設方法については、以下の動画でも解説しました。参考までにどうぞ。