こんにちは!ふゆこ(@fuyuko190)です。
今回は、「FIRE目指して脱サラした現実」を紹介していきます!
この記事を最後まで見れば、以下の内容が分かります。
- FIREを目指すフリーランスの実態
- 実際の収入推移
- 収入の不安の解決策
- 脱サラの後悔
過去の自分のように「会社に不満があるけど、副業や脱サラに成功できるかわからない」「脱サラしたけど、本当に大丈夫だろうか」と不安な方向けの記事です。
ふゆこってどんな人?
私はもともと以下のような人間でした。
- 年収350万円の会社員
- 貯金40万円
- 借金477万円
- 副業も投資もしていない(投資はギャンブルだと思っていた)
2019年ごろ、「FIRE」という考え方について知ったことで資産形成に本気になりました。現在は以下の状態です。
- 2022年5月に脱サラ
- 副業では2年半無収入だったが、今は平均月利100万円以上
- 資産4500万円
- 本業はYoutube
この6年間でやったことは以下です。
- 転職による年収アップ
- 家計改善・節約
- インデックス投資・高配当株投資
- 副業
- 脱サラ・事業を本格化
やった行動は各方面様々ですが、今回の記事では「FIREを目指す」「脱サラフリーランスの実態」に焦点を絞ってお伝えします。
現状はほぼ「サイドFIRE」状態
私の現在の状態を客観的に考えると、ほぼサイドFIRE状態と言って良いのかもしれません。
- 基礎生活費をカバーできるだけの資産がある
- 脱サラ済み
- 在宅仕事でゆるく働いている
- 嫌な仕事は断る
もしインデックス投資分を切り崩せば、資産収入だけで基礎生活費を支払える状態です。
- インデックス投資分は2700万円。4%ルールで切り崩せば年間108万円
- 配当金は税引後で年間41万円
- 基礎生活費は基礎生活費は月9万円(年間108万円)
ただ、実際はインデックス投資分を切り崩していません。つまり、厳密にはサイドFIRE状態ではありません。
しかし、世の中の人が「サイドFIRE」に求めることを、今の私は十分に達成済みな気がします。違ったらすみません。
- 会社を辞めたい
- 自由な時間が欲しい
- ゆるく働きたい
一方で、切り崩し期特有の心理状態は未経験です。「このまま株価が下がったらサイドFIRE生活が送れなくなる」といった恐怖のことですね。
とはいえ、サイドFIREは完全に資産収入に依存しているわけではなく、仕事している状態です。なので、上記のような恐怖を実際感じない可能性もあります。
実際にFIRE済みのヒトデさんの著書にも「サイドFIRE」の利点について、「資産収入に依存しないことにより、ライフステージに合わせた調整が可能」といった趣旨のことを書かれていました。
↓ヒトデさん著「幸せなFIRE」の要約記事です。
よく言われていることですが、私の実感としても
- 会社での仕事がつらい
- 生きにくい
- 自由が欲しい
- FatFIREするだけの収入は難しい
と思う人にとって、サイドFIREはとてもおすすめです。
現状、FIREや脱サラをこれからしたい人・最近した人が気になるところは以下だと思います。
- 収入は増えるのか?大丈夫なのか?
- 会社を辞めた後悔はあるのか?
以下、この2点について「私の現実」をお伝えします。
※あくまで私の体験談なのですが、できるだけ多くの人が活かすための手法も盛り込みました。
実際、収入は増えた?
私の事業の月利推移は以下です。利益なので、手取りとしてはこの後税金が引かれます。
収入に関してお伝えしたいことは以下の3つです。
- 年収は会社員時代の3倍になった
- 収入源が複数になった
- 収入の不安に対する解決策
収入3倍について
年収はかなり上がりました。
Youtubeが運良く当たったのが理由ですが、そもそも当たったとしても年収3倍にはならない仕組みの仕事も存在します。
ブログ・Youtube副業の特徴は以下です。
- 資産性がある(ストック型収入)
- 当たれば収入は青天井
- 当たらなければ収益化さえ通らない(収入ゼロ)
- 全部自分の好きにできる
私の場合、会社員時代は「指示の通りに仕事をするのが嫌だ」という不満を抱えていました。なので、1人で好き勝手できる「ブログ・Youtube」での副業を始めました。
また、働いていない時間でも、ブログ・Youtubeであれば広告収入が発生します。資産性のある副業は爆発的に収入が伸びる可能性もあります。
私は2022年4月にうつ状態と診断され、会社を休職しました。現在はかなり回復し、気分の上下が少ない状態です。
うつや躁を再発させないために「うつで動けない時も収入が発生する仕組み」「ゆるく働ける仕組み」はとても大事です。
↓会社を休職した時の動画。今と全然表情が違うので、自分でも驚き。
逆に、ブログ・Youtubeは、最初の無収入の期間が長い傾向にあるというデメリットがあります。
現に、私は副業を始めて最初の2年半は利益ゼロでした。
つまり、ストック収入の事業を始めたら、ストック収入という仕組み通りの結果になった、ということです。
ただ目の前のことに取り組むだけではなく、一歩引いて俯瞰の視点を持つ。自分がやろうと思っている事業や、会社員の収益構造や特徴について理解した上で行動するというのも大事ですね。
収入源が複数になった
収入源は以前よりも増えました。
- Youtubeのアドセンス収入
- Youtube・ブログのアドセンス収入
- Youtube・ブログのアフィリエイト収入
- 案件収入
- セミナー・講演の出演料
- 番組出演料
収入源が増えたことで、「Youtubeで再生数を取らないと」という焦りも次第に薄れていきました。
「収入が上がるのか?」という不安への対策案
脱サラ直後は、「収入が上がるのか?」という不安はありました。
ただ、不安をモヤモヤ抱えても意味がないので、そういった自分の感情は無視していました。
無視できたのは自分のYoutubeチャンネルを改善するのが楽しかったからだと思います。夢中になっていました。
↓↓月利平均5万円の時のブログ記事からの抜粋↓↓
でも、今の私の実感としては希望しかないです。
というのも、以下のような状態だからです。
- 収益は右肩上がりで成果も出ている状態
- 今後やるべきことははっきりしている
- 「こうすればもっと伸ばせるだろう」というのが明確にわかっている
なので、やるべきことをやるだけです。
もちろん貯金をしっかりしておくのは大事です。
私は資産が1000万円ありますし、毎月の赤字も月5万円以内なので、貯金が尽きるのに15年かかります。
それまでにはもっと稼げるようになっていると思いますし、もし稼げなくても、次の手を考えるだけです。
会社員のうちにある程度副業で稼げるようになってから辞めるのも大事だと思います。
↑↑月利平均5万円の時のブログ記事からの抜粋ここまで↑↑
2022年4月の会社を辞めたときの私は
- 最悪、事業がコケても転職活動をして会社員に戻れば良い
- 貯金があるので、10年間無収入でもなんとかなる
- 会社員に戻っても、副業は継続できる
- 良ければ事業で生きていける
という、「リスクの幅」を考え、最悪の場合でも大丈夫だから脱サラに挑戦しました。
また、「リスクを取らないリスク」についてもかなり危機感を覚えていました。
- このまま会社員として働くのか?
- もっと適した職に辿り着くのを諦めるのか?
- 収入が上がり、FIREが近づくのを諦めるのか?
- このまま会社という温室で努力したところで、社会から見た時のスキルは大したことないのでは?
つまり、「収入が上がるのか?」という不安はリスクの一部に過ぎないということです。
収入が青天井に上がる可能性もある中で、収入がゼロになってしまうという、マイナスの可能性だけを気にして暗い気持ちになる必要はありません。
人は「物事のポジティブな面よりもネガティブな面に気付きやすい」という、「ネガティブ本能」を持っています。(参考:書籍「ファクトフルネス」)
そういう意味でも、ネガティブな可能性だけを考えてしまう場合、「これは本能によるもので、本来よりも過剰にネガティブなことを考えているだけ」と割り切るのが大事です。
↓ネガティブ本能について書いてあった本。その他の人間の本能についても面白かったです。ネットで冒頭を無料試し読みするだけでもかなりタメになります。
以上をまとめると、収入の不安への解決策はこちら。
- 生活費2年分以上の貯金をしてから脱サラする
- 月利5万円以上稼げてから脱サラする
- リスクの幅を考える
- リスクを取らないリスクを考える
- ネガティブ本能を自覚する
「後悔」「寂しさ」はあるのか?
脱サラしてから2年半経って、改めて思います。「後悔」「寂しさ」は全くありません。
寂しさは全く無し
「脱サラしてフリーランスになって後悔したこと」的な記事で、「脱サラしたら寂しかった」と書いている人がいます。
私の場合、そういった記事を読んで初めて「脱サラして寂しいと思う人もいるんだ!」とハッとしたくらい、寂しいという感情は全く沸きませんでした。
寂しく思うかは、その人の事業のやり方や、個性によります。
私が普段話す相手は以下です。
- カメラ
- 同居人、近所の人
- 家の犬
- 近所のヤギ
- 週に1,2回入るzoom取材の相手
- 月に1,2回入る番組出演、セミナーの関係者
Youtuberなので、カメラに向かって話すことが最多です。仕事相手とはチャットでのやり取りがメインです。
後悔は全く無し
私が会社員時代に抱えていた不満は以下です。
- 会議や話し合いで「これ今何の時間?」「この人、同じことを繰り返し言っているな」「人生の時間を無駄に費やしているな」と思うことが多かった
- 仕事を断ることはほぼ不可能
- ほぼ年功序列。超優秀なら40歳で課長になれるかも
- 女性向けの育休制度は充実しているけど、女性はほぼ一般職。総合職で育休をとりつつ昇進した女性の先輩がいない(開発部署では0人)
- 結局「どれだけ残業できるか」「イレギュラーな事態に、残業や休日出勤で対応できるか」が評価される
- 2000年代の過去の遺産を利用しているだけで、新しいものを生み出せていない(会社としてのシェア率の低下危機感)
※偏った見方かもしれませんが、当時のリアルな不満として載せておきます。
こういった不満が全て解決したのが、「脱サラして自分で事業をやる」という道でした。
私は悪く言えば自分勝手で、周りに合わせるのが苦手です。
よく言えば、1人で決めて行動するのが得意です。
なので、チーム戦や調和を大事にする社風の会社で働くのは不向きでした。
不満について上司に話したこともありますが、特に解決しませんでした。
よく、「フリーランスになると将来が見えない」というデメリットを目にします。しかし、私にとっては会社員時代の方がよっぽど「将来の先行き不透明感」は大きかったです。
同じ会社員でも、違う業界なら少し違う景色だったと思います。
「自分で道を切り開くんだ!私が昇進して会社の体制を変える!」と思っていた時期もあったのですが、年功序列なのでそこまで辿り着く頃には50歳以上になっています。「あと30年も会社に人生を捧げるのは、人生がもったいない」と考えました。
ちなみに、私が会社に対して抱えていた不満は↓の書籍「日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか」を読んだところ、「だいたい合っていたし、他社も同じ傾向にあるんだ」と確認できました。気になった方は読んでみてください。
とはいえ、フリーランスも10年後の不透明感はあります。Youtubeを中心とした事業は、10年後も続くかわかりません。
しかし、人生はだいたい不透明なので、気にしても仕方ないと考えています。
ここでも、以下の考え方が大事です。
- リスクの幅を考える
- リスクを取らないリスクを考える
脱サラ半年後との違い
↓脱サラ半年後にも、同じテーマの記事・動画を出しました。
↓脱サラ1年後。
脱サラ半年後の時の「FIRE目指して脱サラして分かったこと10選」は以下の通りです。
以下は、今もほぼ同じ感覚です。①と⑥については、脱サラ2年半後の現在は「ちょっと違うな」と思います。
- 「仕事は楽しいけど、ストレスもある」は「真の楽しさ」ではない
- (2年半後の現在)表現が適切でない
- 楽しい仕事を見つければ生きがいになる。FIREはどうでも良くなる
- 辞めたところで旅行やスポーツに活動的になれない。
普段通りスプラトゥーンやって寝て終了 - 健康になる。全てが自分のペースなので、ストレスもない
- ストレスがないと生産性がめちゃくちゃ上がり、成果に繋がる
- 1日10時間以上作業してるけど、それが楽しい。やりたくてたまらない。
- (2年半後の現在)10時間は無理
- 毎日明日が楽しみ
- 収入の不安定さは思ったより気にならない。やることは明確。
- 「フリーランスは難しい」という話もあるけど、「上級者からのアドバイス」「PDCA」「挑戦」「継続」をちゃんとできれば上位に入れる。
スティーブ・ジョブズみたいな超人にならなくて良い。 - 周りに頑張って合わせている人は一人の方が得意な人。フリーランス向き
適度なストレスは「張り合い」になる
「『仕事は楽しいけど、ストレスもある』は『真の楽しさ』ではない」については、伝え方が適切でなかったなあと思います。適度なストレスは熱量につながります。
- 会社員時代:そのまま行けばうつになるような「拷問的ストレス」
- 現在:挑戦したことのないことに挑む「適度なプレッシャーとしてのストレス」
私は会社員時代、電子部品メーカーの開発職として、工場で仕事をしていました。
論文を読んで、実験をして、分析して報告書にまとめるのはすごく楽しかったんです。
しかし、以下のようなことがストレスでした。
- 社内政治
- 承認のためだけの書類作成
- 根回し
- 「一応」という謎の理由で仕事をさせられる
- 板挟み
- 指示されたことをやる
上記のようなことは私にとって「拷問的ストレス」でした。会社の体制や上司とそりが合わなかったということです。客観的に見れば良い会社だったと思うのですが、私には会いませんでした。
そして、脱サラ直後は本当にYoutubeが楽しすぎて、Youtubeハイになっていました。本当にストレスゼロで、「明日が来るのが嫌だなあ」なんて全く思わなくなりました。
その結果、脱サラ直後の私は「仕事は楽しいけど、ストレスもある」は「真の楽しさ」ではないとか言ってしまったわけです。
今は脱サラしてから2年半が経ちました。
「明日が来るのが嫌だ」と思わないのは今も同じですが、「Youtubeハイ」では無くなった今、感じていることは以下です。
- 新しい知識を理解して、情報発信をするのが楽しい(1万ポイントくらい)
- 新しいことに挑戦するストレスやプレッシャーはあるけど、10ポイントくらい
「ストレス<<<<楽しさ」くらいのバランスです。
1日10時間作業を毎日は、無理
脱サラ半年後は「1日10時間以上作業してるけど、それが楽しい。やりたくてたまらない。」と言っていました。
でも、これは完全に脱サラ・Youtubeハイによるものです。Youtubeが登録者3万人になり、軌道に乗り始めたころでした。試行錯誤が楽しかったんです。
- 脱サラ直後:Youtubeハイで1日10時間以上
- 脱サラ2年半後:平均で1日4時間。月に1回くらい、10時間作業する日も有
最近、仕事以外の時間でやっていることは以下です。
- 散歩
- 犬のしつけ・遊び
- 乗馬(最近始めました!)
- パートナーとの時間を過ごす
- 物理学の勉強をし直す(大学時代、物理学専攻でした)
人生において大事なことは仕事以外に沢山あります。
「死ぬ時に後悔すること25」(大津秀一著・新潮文庫)にあるように、「目の前の仕事ばかりせず、健康・挑戦・家族との繋がりを大事にすればよかった」とかなり多くの人が後悔しています。
自己実現や社会貢献としての仕事は大事です。一方で現在の私は、仕事以外の時間も重視して時間をかけています。
一方で、よく考えるとPCの前で作業しない時も以下のようなことを考えています。
- さっき見た美容系Youtubeの動画、投資系の内容に軸をずらすと面白いのでは?
- 釣りじゃないけどキャッチーなラインでサムネイルを作るには?
- FIREムーブメントからわかる、会社員の真の悩みとは?
- 資産形成初心者さんは、どんな悩みを抱えているのか?
つまり、PCに向かって作業していない時間も、仕事のことを考えています。
そういう意味では、現在は1日8時間労働くらいなのかもしれません。
副業・事業に関する実践的なアドバイス
過去の自分のように「会社に不満があるけど、副業や脱サラに成功できるかわからない」「脱サラしたけど、本当に大丈夫だろうか」と不安な人へのアドバイスが以下です。
※アドバイスというとなんだか烏滸がましいですが、6年前の自分に伝えるつもりで書きます。
- 収入の不安:リスクを恐れるのではなく、管理する
- 将来の不透明さは誰にでもあると認識する
- とにかく「PDCA」「継続」「改善」を辞めない
- 恥を捨てて上級者からの助言をいただく
- 固定費を低くすれば赤字になりにくい
- 1つ目の事業が安定したら、収入源を増やす
- 生活費2年分以上の貯金をしてから脱サラする
- 月利5万円以上稼げてから脱サラする
- リスクの幅を考える
- リスクを取らないリスクを考える
- ネガティブ本能を自覚する
今後も定期的に、「FIRE目指して脱サラした人の実体験」という趣旨の記事をアップしていきます!
他にも節約、投資、転職、FIREについて動画や記事を投稿しているので、見ていただけると嬉しいです!