こんにちは!ふゆこ(@fuyuko190)です。
私は4年前から積立NISAを開始し、年収350万円・貯金40万円から資産1000万円を達成した方法について「節約オタクふゆこ」チャンネルで発信しています。
今回のテーマは「日本と米国高配当株の実績公開」です。
- 日本とアメリカの高配当株を買うと実際どうなのか?
- 配当金はいくらもらったのか?
- 買った銘柄は何なのか?
- 高配当株投資のメリット・デメリット
超赤裸々に、自分のリターンやいただいている配当金を公開していきます。
- 高配当株投資を始めようか迷っている方
- これから高配当株投資を始めたい初心者さん
- すでに高配当株投資をやっている方
の参考になればと思います。
- SBI証券
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↓この記事の動画版はこちら!
日本と米国高配当株に400万円投資した結果
以下は米国高配当株に投資した結果です。購入当時は1ドル123円くらいだったため、元手は178万円です。トータルリターンは「株価の値上がり益」+「受取配当金」です。
今までいただいた配当金は、2,104ドル。1ドル150円とすると、4年間で31万円です。
以下は日本高配当株に投資した結果です。3年間で21万円の配当金でした。
↓日本と米国高配当株を合算した結果がこちらです。
- 日本株と米国株がほぼ半々
- 日本株は個別株、米国株はETF(上場投資信託)で購入
- 現状、年間配当金は22万円
- 配当利回りは4.92%
ちなみに↑の円グラフは「配当管理」というアプリです。使いやすく無料ですのでおすすめです。
それぞれ、どんな銘柄に投資をしているかはこのあと解説します。
最近の相場の注意点
どんな銘柄に投資をしているか?の解説をする前に、最近の相場の注意点について解説します。
- 今回の私の投資成績は良いが、地合いがよかっただけ
- 日経平均もS&P500も最高値更新しているが、焦らないで
- リスク許容度の範囲内で、やるとしても少額から始めよう
日本株も米国株も最近(2024年2月現在)は調子が良いですね。
私の高配当株の成績が良いのは「銘柄選択が良い」というよりも「相場全体が上がっているから」というだけの可能性が高いと考えています。
逆に、地合いが良い今、含み損になっているわけではないため、「銘柄選択の仕方が最悪というわけではない」くらいのことは言えるかもしれません。
要は、この記事は「私の銘柄選択は最強だからみんな真似しろよ」という意図の内容ではないということです。
私の高配当株ポートフォリオは調子が良いですが、ここで浮かれてはいけないと考えています。
絶対とは言えませんが、下落はそのうち来るものだと考えているためです。
例えば、リーマンショック級の下落が来れば-60%くらいは下落します。そうなれば、以下のような状態になります。
- 米国高配当株:含み損-15%を抱えながら保有
- 日本高配当株:今までの含み益がほぼ全て吹き飛ぶ
このくらいのことは普通にあり得ると思いながら投資をしています。
相場の調子が良いと、以下のような状態になりがちです。
- 投資に関するポジティブなニュースが増える
- 投資を始める人が増える
- 投資額を過剰に増やしてしまう人が増える
ですが、私は「リスク許容度」を超えた投資は全くおすすめしません。
- 「投資でどれ位までならマイナスになっても受け入れられるか」という度合いのこと
- どれくらい投資元本がマイナスになっても生活に影響がないか
- どれくらい投資元本がマイナスになっても気持ち的に耐えられるか
借金がある方や貯金ができない方にとって大事なのは、まずは投資ではなく家計の改善です。
↓家計の改善として、最初におすすめなのが固定費の節約です。作業量に対して得られる節約額が大きいため、タイパが非常に良いです。
それに、今まで「S&P500や全世界株インデックスでコツコツ積み立てをしていこう!」と考えていた人が、この記事を読んで「日経平均株価が上がったし、日本個別株を始めた方が良いのかな…」と焦る必要は全くありません。
私は高配当株投資をやっていますが、資産形成のメインはあくまでインデックス投資です。6割くらいがインデックスで、残りの4割が高配当株と現金です。
一般的に、投資をやったことがない方に良いとされるのがインデックス投資です。高配当株投資ではありません。
インデックス投資の方が合理性が高いですし、ほったらかしで良いので楽です。
そして、高配当株に興味がある方も焦る必要は全くありません。長期的な高配当株投資を目的とするのであれば
- 配当利回りが上がったタイミングで
- 少額から少しずつ始めれば良い
というのが私の考えです。
特に日本株に関しては、現在株価が上がっており、配当利回りが下がっている銘柄が多いです。なので、そんな状態で焦って投資をしなくても良いというのが個人的な意見です。
とはいえ、「財務優良で、配当利回り4%以上の銘柄を発見した!まずは1株購入しよう!」というのであれば止めません。
私もそうやって高配当株を始めました。
最高値更新ニュースは目立ちます。だから、いろんな感情が生まれて迷いますよね。でも「焦らず無理のない金額を投資する」という前提は変わりません。
以上「最近の相場についての注意点」でした。大事なことなので最初に書いておきたかったことです。
- 今回の私の投資成績は良いが、地合いがよかっただけ
- 日経平均もS&P500も最高値更新しているが、焦らないで
- リスク許容度の範囲内で、やるとしても少額から始めよう
では、以下の順番で一個ずつ解説をしていきます。
- 米国高配当株の内容、それぞれのリターン
- 日本高配当株の内容、それぞれのリターン
米国高配当株の内容、それぞれのリターン
まず初めに、米国高配当株の結果です。全体の結果は冒頭で示した通り、以下です。
そして、投資内容がこちらです。それぞれプラスになりました。
ETFとは、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託です。
似ている商品として投資信託がありますが、ETFは、その投資信託が金融商品取引所に上場しているようなイメージの金融商品です。投資信託は、1日1回算出される基準価額で、1日1回しか取引できませんが、ETFは、投資家の判断で、金融商品取引所の取引時間内に、株式と同様に相場の動きを見ながら売り買いができるとイメージすると違いがわかりやすいと思います。
引用:nikko am
私は米国高配当株ETFである「SYPD」「VYM」「HDV」をほぼ均等に買っています。
経費率は年率0.06%〜0.08%と非常に低いので、かなりコストを抑えながら優良な高配当株に投資ができます。
それぞれの特徴は以下の通りです。
- SPYDは高い配当利回りが特徴
- VYMは多くの銘柄に投資していて、分散投資の効果が期待できる
- HDVは財務健全性が高い銘柄に投資している
この3つを買えば、かなり分散効果も期待できます。
こちらはSPYD,VYM,HDVの業種別構成比率です。
それぞれ比率の高い業界が違うので、SPYD,VYM,HDVの3つを均等に購入することで、業界分散をよりしっかり行うことができます。
極端なことを言うと、例えばテクノロジー業界という1つの業界だけに集中投資する場合、テクノロジー業界が低迷すれば
- 配当金が低くなる
- 株価も下がる
という状態になり、資産が減ってしまうリスクが高いです。
そういった状況を避けるために、業界分散も大事です。
- 特定業界の景気に左右されやすい
- 投資のリスクが高い
もちろん、逆に業界分散をせずに伸びている業界だけに集中投資をして成功する可能性もあります。狙いが当たれば、業界分散をするよりも含み益は増えます。
この部分は一長一短ですね。
- リスクの高い投資は、その分高いリターンを期待することができる
- しかし、最悪の場合の下落率は大きくなりうる
私としては「どの業界が伸びるか?という予想は当たらない」と思っています。なので業界分散をするというスタンスです。
日本高配当株の内容、それぞれのリターン
以下は日本高配当株に投資した結果です。全体の結果は冒頭で示した通り、以下です。
そして、銘柄の内容がこちらです。
含み損の銘柄は赤くしてあります。最近購入した銘柄は含み損の銘柄が多いですね。
- 2914 日本たばこ産業
- 3076 あい ホールディングス
- 9769 学究社
- 2169 CDS
- 4928 ノエビアホールディングス
- 9986 蔵王産業
とはいえ、トータルで損益+54.9%、配当利回り5.34%ですのでかなり良い水準かなと思います。
業種別構成比率はこちらです。日本高配当株も、業界分散をしっかりしておきたいというスタンスです。
私は以下のように高配当銘柄を選んでいます。
- Yahoo!ファインアンスの配当利回りランキングを上から順に見る
- 財務優良な銘柄を絞っていく
- 「業界の中でトップシェア」などの強みがある銘柄のみに絞る
- 今後配当金を出す能力(現金がたくさんあるなど)が高い銘柄のみに絞る
- 以上のスクリーニングをクリアした銘柄が、希望の配当利回り以上の時に購入
財務優良な銘柄の選び方については、以下の動画・記事で詳しく解説しています。
↓毎月出している高配当株記事や
↓こちらのような、高配当株に特化した記事が参考になると思います。
日本高配当株投資、VYM、SPYDについては、投資信託が最近出ました。
↓の記事で解説しましたので、気になる方は読んでみてください。
高配当株投資のメリット・デメリット
高配当株投資のメリットは以下の通りです。
- ほったらかしで配当金が貰える
- じぶん年金になる
- 心理的に長期投資しやすい
対して、高配当株投資のデメリットは以下の通りです。
- インデックス投資の方が合理性は高い
- 低成長株が多く、売却益は狙いにくい
- 減配リスクがある
- 米国株の場合「為替リスク」「米国での課税」というデメリットも
- 機会損失がありそう(実体験ベース))
こういったメリット・デメリットを踏まえた上で、私は次のように思いました。
高配当株投資はちょっと難しそうだけど、やってみないとわからない。
それに、デメリットよりもメリットの方が大きそう!
少額から始めて、ダメそうなら退散すれば良いだけ!
なので、最初はインデックス投資のみをやっていたのですが、高配当株投資も始めてみたんです。
基本的に、私は「高配当株投資でインデックス投資以上の利益を得よう!」とは思っていません。その上で、取り崩し時の心理面を考慮して高配当株にも挑戦しています。
他のデメリットとしては「機会損失」です。
高配当株投資では、
- 相場が下落した時に買おう
- 配当利回りが上がった時に買おう
と考えています。そのため、余剰資金を現金のまま保有している期間が長いです。要は、機会損失があります。
一方で、インデックス投資では余剰資金をひたすら毎月積み立てていけば良いので、機会損失が発生しにくいです。手間もかかりません。
こういった事情をトータルで考えると、以下のような印象です。
- インデックス投資は万人にオススメしやすい
- 高配当株投資はちょっと難易度が高い。勉強する気がある人向け
もちろん↑は私の所感なので、人によって考え方は異なると思います。
ただ、新NISAのつみたて投資枠対象ファンドも、うち約8割がインデックス型の投資信託です。高配当株ではありません。
なので、一般的にもインデックス投資のほうが万人にオススメしやすいかなと思います。
まとめ
- 日本株と米国株がほぼ半々
- 日本株は個別株、米国株はETF(上場投資信託)で購入
- 現状、年間配当金は22万円
- 配当利回りは4.92%
- SBI証券
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