こんにちは!ふゆこ(@fuyuko190)です。
今回のテーマは「今から日本高配当株を始めるならこの23銘柄」!
この記事を最後まで見れば、以下の内容が分かります。
- 最近の日本株はどうなのか
- 高配当株は買い時なのか
- 今月から日本高配当株を始めるならどの株を買うか
※2024年8月末時点での情報です。
今から日本高配当株をやりたい方におすすめなのがSBI証券と楽天証券です。
- 日本株に1株から少額投資が可能
- 手数料が最安クラス
- 新NISA対応
という証券会社で、日本株への投資を始めたい方にオススメです。
- SBI証券
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/
投資デビューにおすすめ!ネット証券最大手。「S株」では取引手数料0円で日本株の投資が1株から可能。 - 楽天証券
公式サイト:https://www.rakuten-sec.co.jp/
初心者にも操作しやすい画面!「かぶミニ」では取引手数料0円で日本株の投資が1株から可能。※適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要
↓この動画を見ながら作業すれば、SBI証券・楽天証券の口座開設・入金・積立まで完了できます。
↓この記事の動画版はこちら!
注意点
私のやっている高配当株投資は、以下のようなタイプのものです。
- 長期的に安定した配当金を得たい
- 業界分散によってリスクを抑えたい
- あわよくば株価の上昇も狙いたい
なので、短期投資家の方や高配当を狙わない方にとっては全くNGでない銘柄も「投資しない」「NG」と呼んでいます。
その会社に勤めている人や、投資している人を否定するつもりは全くありません。
投資は目的に応じた手段がそれぞれ違いますし、投資では何をやっても自由です。
でも、初めて高配当株投資をやる人は「投資は自由です!」と言われても
何から始めたら良いの?
既にやっている人はどうやって高配当株を選んでるの?
と迷ってしまいますよね。
今回の記事は、そんな疑問に答えています!
今回の記事は「私ならこうする」「私はこう考える」という事例であって、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
株式投資なので元本保証ではありません。自己責任でお願いいたします。
↓詳しくはこちらの記事で解説しました。
最近の株価指数
こちらは過去1年間の先進国の主要な株価指数です。
日本株は過去1ヶ月で下落と上昇を繰り返しており、目まぐるしい変化でした。
- 2024年8月5日、4400円を超える過去最大の下落幅
- 翌日の8月6日には3400円以上の値上がりと、過去最大の上昇幅
記録的な上昇と下落により、戸惑った方もいらっしゃると思います。
- そもそも、なぜ日本株は上昇傾向だったの?
- なぜ日本株は下落したの?
- 日本株の今後は?
1つずつ解説していきます。
なぜ日本株は上昇傾向だったの?
日本株は2023年以降、上昇傾向でした。その大きな理由は「円安」です。
↓こちらは、円で見た日経平均(青色)と、ドルで見た日経平均(赤色)の比較です。
- 円で見ると「日本株は高値で、買うのが怖い」と思うようなチャートになっている
- 円安ドル高が進んでいたため、ドルで見ると日本株は安く見える
このため、ドルで資産を持つ海外投資家から見ると「日本株は安いから買い時だ」と判断しやすい状況だったわけです。日本株の売買の6割以上は海外投資家です。
また、アメリカの景気が良いため、株式市場自体に資金が流れ込みやすい状況でもありました。
アメリカの経済指標が良くなると、米国株だけでなく日本などの先進国株も上がる傾向があります。
以上のような理由で、これまで日本株は上昇傾向でした。
7月以降の株価下落の理由
7月以降の株価下落の理由は以下です。
- 先進国株下落の理由:アメリカの景気が減速してきた
- 日本株下落の理由:円高が進んだ
日経平均株価の大幅な下落は、この①②のダブルパンチによって起きました。
※他にも理由はありますが、さまざまな経済レポートで共通しているメインの理由は上記の2つです。
円高がなぜ日本株下落に結びつくの?
そもそも円高って何?
以下、順番に解説していきます。
↓こちらは、過去1年間のドル円です。2024年7月には1ドル161円となるなど、円安(ドルから見て円が安い)でした。
基本的に、ドル円の相場はアメリカと日本の金利のバランスで決まります。
↓のように、2024年7月ごろまではFRB(アメリカの中央銀行)が5.5%という高金利をキープをしていて、かつ日銀は利上げをしない(現状の低金利をキープ)という状態だったのでドル高、円安になっていました。
一方で、↓のように2024年7月以降は円高ドル安が進みました。
ドル安・円高になったのはなぜ?
そもそも、今までのアメリカは以下のような状態でした。
- 金利を上げると、経済が落ち着く(悪化の方向)性質がある
- 今までアメリカは経済が良すぎてインフレ率が高すぎた
- インフレ率が高すぎると、庶民の暮らしが厳しい
- インフレを抑えるために、高金利をキープしてきた
6月末に経済指標の発表があり、そこで「アメリカは今まで『景気良すぎ』だったんだけど、今は『そこそこ良い景気』くらいに数値が落ち着いてきました」という経済指標の発表がありました。
これにより、米経済の悪化懸念が強まり、日米だけでなく他の先進国でも株価が下落し始めました。
今まで、過熱していた米経済を落ち着かせるために高金利をキープしていたアメリカですが、実際に落ち着いてきたわけです。
なので、経済専門家の間では「9月のFOMCにて、FRBは利下げを発表するだろう 」との見方がメインになってきています。
つまり、なんやかんやあってアメリカが利下げしそうなんだね
さらに、日銀が7月末に利上げを決定。これはややサプライズだったため、それまでの間、日本の利上げを織り込んだドル円相場になっていませんでした。つまり、7月末に急な円高になりました。
これにより、ドル安・円高傾向になっています。
- FRB:アメリカの中央銀行。
- FOMC:米国の金融政策を決定する会合で、FRBが開く。
つまり、先進国株が米経済悪化懸念によって下落する中で、日本株はさらに、日銀の利上げ宣言によってさらに下落。日経平均株価やTOPIXの記録的な下落につながりました。
結局、ふゆこはどうしたの?
日経平均が大幅下落を記録した8月5日に、私ふゆこは何をしていたのか?というと、
何もしませんでした。
焦って買うことも、売ることもしませんでした。理由は以下です。
- 自分はそもそも長期投資のスタンス
- リスク許容度の範囲内で投資をしている
- 1年で±50%くらいの値動きは当たり前だと思っている
ただ、8月11日には[2914]日本たばこ産業 を、約8万円分購入しました。配当利回り4.9%程度での購入です。
ここまで、株価の上下の理由について解説しましたが、全て後付けです。
定期的にプロが書いたマーケットレポートを読んでいますが、8月5日の日経平均の下落を正確に予想していた記事は見当たりませんでした。
私は「短期での株価を予想しようとしても当たらない」と考えています。特定の個別銘柄の未来を当てることもできないと考えています。
だからこそ、広く分散した高配当株ファンドを作るつもりで高配当株ポートフォリオを作っています。(30銘柄以上に分散投資しています)。
ということで、こういった相場でも私は「財務優良な銘柄を・配当利回りが4%以上の時に・引き続き購入していく」というスタンスです。
その結果、[2914]日本たばこ産業を少しだけ購入したということです。
配当利回り3.75%以上の銘柄
配当利回りが3.75%以上の銘柄は781社です。3月よりも高配当銘柄数が増えました。日経平均株価は下がりました。
↓最近SBIから発表された、日本高配当株、VYM、SPYDの投資信託についてこちらの記事で解説しています。
新規登場銘柄
今月、新たに登場した銘柄は124銘柄と非常に多かったです。
124銘柄の財務を、一個一個IR BANKで確認しました。
若干骨の折れる作業でしたが、財務優良な銘柄を発見しました!
その中で、「監視候補」「投資可能」とした銘柄は以下の4銘柄です。
その他120銘柄は、以下のような理由で投資したいと思えませんでした。
- 赤字
- 減配
- 営業利益率、ROE8%以下
- 営業CFがマイナス
- 記念配当で配当金が上がっただけ
- 不祥事
「NG銘柄の特徴について、もっと具体的に知りたい!」という方はこちらの動画でわかりやすく説明したので、見てみてください。
用語解説はこちらです。
↓今月気になった4銘柄の財務まとめはこちら。
[4800]オリコンの備考欄に「実質無借金経営」と書きましたが、これは以下の意味です。
持っている現金額が、有利子負債を上回っている状態。
[4800]オリコンの場合、有利子負債が1億円で、現金が30億円のため、実質無借金経営企業と言える。
[6957]芝浦電子、[4800]オリコン、[6912]菊水HDの3銘柄は、個人的には配当利回りが高いタイミングで購入しても良いかな、と考えています。
購入したい理由は主に以下です。
- どれも財務優良
- 増配傾向なのも良い
ポートフォリオ全体の1%以下の金額でちょいちょい購入しようかな、くらいです。決して20万円などの大きな金額での購入はしません。
[5347]ヨータイに関しては、2018年のみ営業CFがマイナスになったことがあるのが少し気になります。
しかし、かなり財務優良なキャッシュリッチ企業です。資産を多く持つ企業のため、営業CFがマイナスになった年も減配しませんでした。さらに、リーマンショック時やコロナ時も黒字経営です。
なかなか迷うところですが、以下のリスクも含めて考えていく予定です。
- ヨータイ:原材料(鉱物)が中国依存
- 芝浦電子:中国リスク(売上高中国比率 約25%)
- オリコン:国内売上のみ(海外売上なし)
- 菊水HD:中国リスク(売上高中国比率 約22%)
あとは、自分の保有するポートフォリオがどういった業界比率になっているかを考慮した上て、購入株数などを決定する予定です。
各銘柄の業界は以下です。
- ヨータイ:ガラス・土石製品
- 芝浦電子:電気機器
- オリコン:情報・通信
- 菊水HD:電気機器
もちろん、私の記事を参考になさっている方は「ふゆこ(筆者)が買うならから買おう」ではなく、
- リスクをちゃんと考慮した上で
- ご自分の投資目的・ポーフォリオのバランスを見ながら
投資判断を行なってください。
もし今月から始めるなら
私がもし今月から高配当株投資を始めるなら以下の23銘柄に投資します。
緑色になっている銘柄は景気敏感株です。
この23銘柄全体での配当利回りは4.03%です。
資金を10万円としています。
下記は今回の業界構成比率です。
今月の23銘柄を参考にしたい方向けの注意点は以下です。
- [8424]芙蓉総合リース の割合が11.5%と高いため、銘柄の偏りに注意
- 金融・銀行業に偏っているため、業界の偏りに注意
- 景気敏感株ばかり購入すると、配当金&株価が景気に左右されやすいため注意
長期的に安定な配当金を得たい場合、特定の業界に集中せず、分散させるのも大事です。
1つの会社や、1つの業界に集中投資するのはリスクが高いと考えています。
極論、その会社や業界が潰れたら一気に資産がなくなりますからね。業界ごとに株価の値動きは似ている傾向にあります。
ただし、「今月から高配当株投資を始めたい!」という方は今月で無理に分散しようとしなくて良いと思います。ゆっくりポートフォリオを作り上げていけばOKです。
私ふゆこも、最初は沖縄セルラーという銘柄を2株だけ・5,000円で購入するところから始めました。
数年かけて徐々に分散していったんです。
業界分散を十分に行い、安定した配当金を得るには30銘柄以上は保有したいところ。
日本株は基本、100株単位でしか買えません。
なので、十分に分散するために100株単位で30銘柄以上を買おうとすると、資金が数百万円以上必要になってしまいます。
でも、数百万円という大金をいきなり投資するのは怖いですよね。
なので、日本高配当株をやるには1株単位で投資ができる証券会社が必要です。
- SBI証券なら「S株」サービス
- 楽天証券なら「かぶミニ」サービス
を利用すれば、
- 売買手数料が0円
- 少額から・分散しつつ
- 優良な高配当株に投資できる
※楽天証券の日本株売買手数料0円適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要です。
というメリットがあります。
SBI証券の方が、S株対象の銘柄数が多いので個人的にはおすすめしやすいです。ただ、楽天証券も魅力的なのは間違いないですので、「SBI証券か?楽天証券か?」については、好みの問題かなと思います。
- SBI証券
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/
投資デビューにおすすめ!ネット証券最大手。「S株」では取引手数料0円で日本株の投資が1株から可能。 - 楽天証券
公式サイト:https://www.rakuten-sec.co.jp/
初心者にも操作しやすい画面!「かぶミニ」では取引手数料0円で日本株の投資が1株から可能。※適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要
活用して資産形成に役立てましょう!
↓こんな動画も出していますので、参考にしてください!