こんにちは!ふゆこ(@fuyuko190)です。
今回は「物語思考」という書籍について解説していきます!
私は4年前から積立NISAを開始し、年収350万円・貯金40万円から資産1000万円を達成した方法について「節約オタクふゆこ」チャンネルで発信しています。
今回は、けんすうさん著『物語思考』という本を元に、理想の人生を歩む方法についてご紹介していきます。
- 毎日がつまらない人
- やりたいことが分からない人
- 生きがいがない人
- 行動しろと言われてもできない人
のための、あなた流の”やりたいこと”が見つかる
↓この記事の動画版はこちら!
この本を読むメリット(この記事を読むメリット)
↑にも書いた通り、以下の悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
- 毎日がつまらない
- やりたいことが分からない
- 生きがいがない
- 行動しろと言われてもできない
私も自分のやりたいことが分からなくなって、ただぼーっと過ごしていた時期があります。というか、1年に1回はそういう時期があります。
そういう時は、以下のような負のループにハマってしまいます。
- 悩みに悩んで、解決策が湧かない
- 結局何もできない
- Youtubeのショート動画を見るだけで1日が過ぎる
- 自己嫌悪
似たような状態は、読者の皆様も経験があるのではないでしょうか。
よくある悩み
- 「やりたいこと」が分からない
- 「やりたいこと」がありすぎる
- 仕事や趣味を惰性でやっており、熱中できない
- 仕事で責任が増えてプレッシャーを感じるが、何を軸にしたら良いのか分からない。目指すべき方向性が分からない。
- 生きがいがない
専業主婦・主夫の方も、仕事をしている方も、こういった悩みは抱えがちです。
この悩みに対して、著者のけんすうさんは「マニュアル通りにやれば、誰でもうまくいく可能性が高い」と書いています。
- レシピを読まないまま「うまく料理できない。自分には才能がない」と落ち込むのは無駄
- 料理の才能があろうとなかろうと、レシピ通りにやればうまくいく
料理だと上記のことを「当たり前でしょ」と思えますが、キャリアプランや人生設計となると、突然オリジナリティを出そうとして迷走してしまう人が多発します。
これは私の推測ですが、自分の人生は唯一のものですよね。
なので、キャリアプランや人生設計となると、誰かの真似をしようとか、マニュアルに沿おうという発想にならないのではないでしょうか。
でも、人間の悩みは似たようなものが発生しがちです。なので、
- 先人の知恵を借りつつ、まずはマニュアル通りにやろう
- マニュアル通りにやれば、最短距離で行ける
- ある程度のところまで行ってから、本質的なところを自分の頭で考えよう
とけんすうさんは提案しています。
この著者のけんすう(古川健介)さんは、実業家で複数の会社を経営しています。
実業家…。そんなイケイケの人に、「やりたいことを見つける方法、教えます!」とか言われても、自分にはできないよ…
と思う人は多いでしょう。私も最初思いました。「いやこの人がすごいんじゃん」と。
でも、けんすうさんの根っこは庶民側のようです。我々の味方です。
- ぼくも動けない人間だった
- 勉強はできない、運動は全然ダメ、何をやらせてもダメ
- 能力が低い自覚がある
- 精神的にもあまり強くない
- リーダーシップを発揮するような強い人たちみたいには全くなれそうもない性格
こんなけんすうさんが、なぜ現在の実業家という姿になったのか?その鍵がまさにこの本のタイトルにもなっている「物語思考」なんです。
この本自体が、皆様の悩みを解決するための「マニュアル本」になっています。
構成は以下の5ステップです。
- 頭の枷をとる
- キャラクター像を設定する
- そのキャラを動かす
- そのキャラが活きる環境をつくる
- そのキャラで「物語を転がす」
大前提として、けんすうさんは以下のように書いています。
- 人生で目指すべきは成功ではなく、幸せ
- 幸せとは、今(プロセス)が充実している状態
これには私もかなり同意です。
「何かの我慢の先に、ゴール(幸せ)がある」というよりは、
「目指している途中の今、喜びも苦労もあり、充実している」という方が、幸福度が高い過ごし方だと、けんすうさんは捉えています。
ですので、「物語思考」という本は、「今(プロセス)の充実」を目的とした5ステップを中心に進んでいきます。
①頭の枷をとる
1ステップ目が「自分の考えの制限を外す」ですね。けんすうさんは「頭の枷をとる」と表現しています。
- 「10年後になりたい状態」を100個書く
- トラウマやコンプレックスがあれば、事実と解釈を分けて書き出す
「10年後になりたい状態」を100個書く
これ、実際やってみたのですが「100個書く」のがすごく大事です。
例えば私は5年前、以下のような状態でした。
- 年収350万円、貯金40万円
- 工場勤務のメーカー開発職
- 仕事がなんだかうまくいかない
- 貯金も増えない
当時の私は、以下のように考えていました。
- 難しいだろうけど、年収500万円くらいになったら良いなあ
- 今の経歴だと理系の開発職以外は無理だろうなあ
- 貯金は200万円くらい欲しい
- もっと上司や他部署の人とうまくいけば、仕事もうまくいくかな
なので、単に5個くらい「10年後になりたい状態」を書いたとしても、こういった枠に囚われた目標しか書けなかったと思います。
しかし、今の私は以下のような状態です。
- 年収は2倍以上になった
- 節約・投資系Youtuber
- 会社員時代の給与だけで1000万円貯金ができた
- 上司や他部署の人とうまくいく能力はないので、フリーランスになった
例としては極端ですが、とにかく、人は自分が想像していなかったところまで変化することができます。そのためには「自分が行けるのはここまで」という制限を外して考え、行動するのが超重要です。
「10年後になりたい状態」を100個書こうと思うと、以下のように「本当になりたい状態」は後半で出てきたりします。
- 最初の20個くらいまでは、「現実的な目標」になる(頭の枷がかかった状態)
- 20個以上書こうと思うと、無理やり捻り出す状態になる
- 捻り出そうとする過程で、枷が外れた「自分が真に求めること」が出てきたりする
ですので、枷を外すために100個書き切ってみてください。
↓参考までに、私が無理やり捻り出した「10年後になりたい状態100選」を書いておきます。
- 資産所得or1日1時間以下の労働で年収手取り1000万円
- パラグライダーを楽しむ
- 海外旅行
- 興味深い本を読む+アウトプット
- 手取り年収1億円
- 資産2億円
- 絵を描く
- 走ったり散歩したり筋トレ
- 早起き早寝
- 沖縄に1ヶ月滞在(夏は北海道も行きたい)
- 海外に長期滞在してみたい
- 月1旅行
- 意志力のある面白い人たちと交流
- 3匹の犬と暮らす
- 個人事業
- ホテル暮らし
- キャンプ暮らし
- 中田敦彦さんと会ってみたい
- デザイン系のことをやってみたい
- コンサルやってみたい
- チャンネル登録者200万人
- 意義のあることで名を残したい
- 好きにやりたい(急かされたくない)
- 自分に決定権のある仕事がやりたい
- 財務にもっと詳しくなりたい
- 英語ペラペラ
- 大切な人と大事な時間を過ごしたい
- 何かの勉強
- 似合う好きな服を着て楽しみたい
- 美味しくて栄養のある食事
- 今よりもよい体型(筋肉)
- 物理学やりたい
- 犬猫・教育への寄付
- 博士論文提出
- いろんなことをやりたい(ずっと1個のことをやるのは無理)
- ひとかどの人になりたい
- 誰でもYoutubeが伸ばせる手法を伝えたい
- 科学解説チャンネル
- 髪の毛ツヤツヤ
- 眉毛整える
- ボルダリング大会で優勝
- 姿勢が良い
- 部屋が綺麗
- 観葉植物を置く
- パテック カラトラバを持つ
- Apple watchを使いこなす
- 革の何か良いやつを身につける
- 茶道
- 瞑想を極めたい
- スキー上手くなりたい
- ダイビング
- パートナーを健康にしたい
- 静かな家に住みたい
- 憧れの人と会いたい
- 美味しくてヘルシーな料理をパッと作れるようになりたい
- 個人事業主の友達が欲しい
- サッカー日本代表の試合を生で見たい
- 海外の牧場ワーホリみたいなのしたい
- TIMEの「世界を変える100人」に選出
- キャンピングカー日本一周
- 鍼を体験
- 自分を褒めるのが上手になる
- 他者や自己を否定せず努力
- 爆笑する日々
- 仕事を午前で終えて、午後は遊んだり、読書したり
- 南極行ってみたい
- 収入の柱を5つ以上持つ
- やりたくない事を全部外注化
- 体が柔らかい
- ベリーショートorロングの髪型
- 富士山に登る
- 会社経営で成功し、人材を育てる
- 仕事でのレスポンスが早いが、仕事に囚われすぎない
- 生ハム原木を買う
- ゲーム配信
- フィットネスコンテストで優勝
- メイクがきれい
- 腹筋割れてる
- マタギになる
- ロジカルシンキングがエグい
- IQ140
- 本を5冊出している
- 解説力が高い
- TRPGをやる
- 目標(やりたいこと)に一生懸命
- ひとりビジホ会(月一)
- 読書ウィーク(ビルゲイツのThink Week)
- 新たな事業や趣味に挑戦し、成果を出している
- 今よりも家族を大事にできている
- 人へ知見を与える人になりたい
- 人に気づきを与える人になりたい
- 人の悩みに寄り添いたい
- 効率が良いが、無駄を楽しむこともできる
- 家族を愛し、愛され、一緒に楽しむ
- 食べたことのない国のご飯を食べる
- 強みを活かした仕事をやっている
- 余裕がある(時間、心、お金)
- ウェディングフォト
- はんだづけやりたい
- お気に入りのマイ万年筆がある
トラウマやコンプレックスがあれば、事実と解釈を分けて書き出す
トラウマやコンプレックスによって、頭の枷を外せない人も多いと思います。
私のコンプレックスは「頭が悪い」ことです。
ここで大事なのが「事実と解釈を分ける」ことです。
- 大学院の修士課程に行った
- 途中で引きこもってしまい、研究室に行けなくなった
- 自分は頭が良くない
- 周りのレベルが高く、ついていけない
- きっと先生や周りからは「頭は良くなかった」と思われているはず
客観的な視点で反論を考える(自分のことを「〇〇さん」と第三者のように描写すると良い)
- ふゆこさんは大学院進学の際、大学とは異なる研究室に進学した。そのため、周りよりも1年遅れていた。
- そのため、追いつかないのが当たり前なのでは?
- 先生や先輩の方が知識があるのは当たり前なのでは?
- そもそも、研究の中で「頭の良し悪し」以外にも大事なことは沢山あるのでは?実行力など。
- そういう意味で、ふゆこさんは実行力はあったのではないか?
- そもそも、ふゆこさんは漠然と「自分は頭が良くない」と思っているが、「頭が良いとは一体何なのか?」をはっきりさせないまま悩んでいるのでは?
これ、私の場合のコンプレックスを書いているので、この記事の読者の皆様からは「大したことない悩みだな。こんなことで何を悩んでいるんだ?」と思われるかもしれません。
それが、皆様が私を「客観視」できているからです。他人なので客観視できるのは当たり前ですね。
要は、そういった「客観視」を自分に対してやれば、自分のコンプレックスやトラウマに対しても
- 「意外と大したことないな…」と思えてくる
- トラウマやコンプレックスの度合いが下がってくる
という効果があります。
このように、「なりたい状態」を考える中で
- でも自分は頭が良くないから無理だ
- でも自分は運動神経が悪いから無理だ
- でも自分はコミュ力が低いから無理だ
- でも自分がやることはどうせ失敗するから無理だ
といったブレーキがかかった時、その原因はトラウマやコンプレックスのせいかもしれません。
ですので、一度整理してみるのがオススメだとこの本には書かれています。
また、トラウマの度合いによっては医療機関にかかることから始めるべきです。
ということで、ここまで「物語思考5ステップ」の1ステップ目「頭の枷をとる」について解説しました。
- 「10年後になりたい状態」を100個書く
- トラウマやコンプレックスがあれば、事実と解釈を分けて書き出す
②キャラクター像を設定する
このステップ2「キャラクター像を設定する」これが、この本の山場です。
キャラ設定が山場?どういうことや…意味がわからん…
- キャラ設定をする方が楽に変わることができる
- プロセスが明確になり、迷走しにくい
- 自分を客観視できる
まずは「キャラ設定」
多くの人は、習慣を作るときに以下のように考えがちです。
- 何かを実行する
- 結果が出る
- 「自分はこういう人間なんだ」と認識する
でも、実際は良い結果はすぐに出ませんし、難しいです。つまり、↑の①と②③の間のスパンが長い上に、難易度も高いわけです。
なので、「物語思考」では以下の順番で実行するのをオススメしています。
- 自分はこういうキャラクターなのだと認識する
- そのキャラがやりそうなプロセスを実行する
- 結果が出る
動物は変化を嫌います。
なので、例えば「自分は貯金ができない人なのだ」「頑張って貯金をしよう」と思って貯金を始めようとすると、変化が発生するので大変です。本来、本能的に嫌いなことをしようとしているわけなので。
では逆にこの「変化を嫌う」性質を逆手にとってみようというわけです。
貯金の例だと、以下のような考え方ですね。
- 「自分はすでに倹約家で、無駄なことにお金は使わない人なんだ」と思う
- 倹約家がやりそうなプロセスを実行する
- 貯金が貯まる
このとき、「倹約家」としての像をできるだけ具体的に書き出しておくと良いです。以下を手がかりに、なりたい状態を作りましょう。
- 「なりたい状態に近い人」を書き出してみる
- その人の性格を書き出してみる
- 複数いるなら、その人たちの共通点を抽出してみる
「なりたい状態」のキャラを演じようとすることで、自然と行動が変わります。
著者のけんすうさんも、元々以下のような人だったわけです。
- 気弱な性格
- 授業中に発言するのも恥ずかしくてできない
- 運動も勉強もダメで、成績はいつも下の方
- 部活も続かない
でも、キャラ設定として経営者を演じるうちに、だんだんと「自分はそういう人間なのだ」と思い込むようになっていったと書いています。
キャラ設定によって、起業をして、難しい課題に挑戦し、諦めないタイプの人間になったそうです。
自分を客観視できる
もう一つの面白い例として「俺はいいけどYAZAWAはなんて言うかな」があります。
矢沢永吉さんは、アーティストとして「YAZAWA」というキャラを作り、自分で自分の「YAZAWA」というキャラを客観的に見つつプロデュースしています。
キャラクター像を設定すると、自分を良い意味で他人事化できます。自分を客観視できている状態の方が、本質的な対策を打ちやすいです。
読者の皆様は、以下のような経験があるでしょうか?
- 悩んでいたことを書き出したり、話してみたら、大したことがないことに気づいた
- 知人から悩みを打ち明けられたら、すごく視野の狭いところで悩んでいるように感じた
これらは「客観視によって本質的な対策が打ちやすい」状態です。
特に失敗した時は、自分ごとにしてしまうと必要以上にショックを受けたりしてしまいがちですよね。失敗は嫌ですよね。
でも、自分を物語の中のキャラと考えたらどうでしょう。
- キャラは、キャラがやりたいことをやる
- 物語の中で、障害にあたったときにさまざまな選択がある
- ときには失敗もする
というように、「失敗や障害はあって当たり前だし、むしろ失敗した方がオイシイかも」と捉えられますよね。
実際、他人の失敗って気になりませんよね。みんなが気にしているのは自分の失敗です。
ということで、
- キャラ設定をする方が楽に変わることができる
- プロセスが明確になり、迷走しにくい
- 客観的に自分を見ることができる
というメリットがあるため、まずはキャラ設定をしてなりきってみよう、というわけです。
③そのキャラを動かす
「②なりたいキャラクター像を設定する」では、以下の順番がオススメされていました。
- 自分はこういうキャラクターなのだと認識する
- そのキャラがやりそうなプロセスを実行する
- 結果が出る
つまり、この本は「キャラ設定が最初で行動はその後」という構成です。でも実際は、「キャラ設定と行動は両輪で進んでいく」とのことです。
例えば、今私は以下のような考えでYoutube活動を行っています。
- 私は節約・投資系Youtuberだ
- 皆様のためににわかりやすく知識を整理し、解説するのが自分のやりたいことだ
- なるべく真摯に、かつ親しみやすい形でお届けしたい
でもこれは、最初からこういうキャラ像を設定していたわけではありません。
最初は
- 副業として、ちょっとお小遣いがもらえたら良いな
- 続けられるかわからない
- まあお金の話だし、資料は慎重に作ろう。あとわかりやすくしたいな。
- これで「Youtuber」名乗って良いのかな笑
といった、すごくフワフワした状態で始めたんです。でも、この時点でも「わかりやすく」などの信念は小さく芽生えています。
でも、動画を繰り返し出すという行動の中で、自分の中のキャラ像も作り上げられていき、現在の形になりました。
まずは話し方を考えよう
「物語思考」の中では、まず一番初めに話し方を考えるのをオススメしています。「自分がなりたいキャラなら、どのように話すだろうか?」と考えてみよう!というわけです。
ちなみに私は、とあるビジネス系Youtuberの方の動画を流しながら、身振り手振り・喋りを完全コピーするという訓練を1年前からしています。
やはり真似をすれば身につくので、Youtubeを始めた最初の頃よりは喋りが上手になりました。
↓私が一番最初に投稿した動画(2021/2投稿)です。今とはテンポや声のトーンが全く違います。
↓現時点での最新動画です。(2024/1投稿)
もちろん、こういった話し方が万人にとって正解というわけではありません。私の仕事上でのなりたいキャラ像が「ビジネス系Youtuber」なので、ハキハキ話すのが良いと思っているだけです。
人それぞれ、なりたいキャラ像が違うのは当たり前です。あくまで話をわかりやすくするために、私の例を出しました。
あとは、「なりたい状態のキャラ」が、どんな1日を過ごすのか?を考えて、その通りに行動するのも良い方法です。
④そのキャラが活きる環境をつくる
ステップ4は「そのキャラが活きる環境をつくる」です。
要は、
- 自分を変えるならまずは環境をつくろう
- 周りにいる人を変えよう
ということです。
例えば、「大学を卒業したら、大手銀行に就職をしようと思っているんだ」と周りに言ったら、肯定的な反応が返ってくるでしょう。なので、そのまま大手銀行に就職するわけです。
でも、もし周りのほとんどの人が起業する予定だった場合、以下のような反応が返ってきます。
- え…就職するの?
- 大企業って上司も選べないし、部署も会社が選ぶことになるし、人間関係も選べないよ?
- 給与も人が決めたものをもらうだけなのに、新卒で入ったらみんな雑用とか、下っ端の仕事ばかりじゃん。
- 起業したら20代で億万長者は普通にあるけど、就職だとその可能性はほぼ0でしょ?
- なぜみんな起業するのに、わざわざ就職するの?
引用:物語思考
起業ってなんだか、熱意や信念がないといけなそうですよね。
でも、↑のような状況では、就職の方が熱意や信念が必要になるわけです。
つまり、周りの環境を変えてしまえば「努力」「熱意」「信念」がなくても、行動が変わります。いつの間にか自分も行動しちゃう状態になるわけです。
「ずる―嘘とごまかしの行動経済学」(ダン アリエリー)」という本があります。この本によると、実は人は、他人が自分のことを判断するように、自分のことを判断しているのだそうです。
- 人は自分で思っているほどには、自分のことをよくわかっていない
- 自分という内側から、自分のことを理解しているのではなく
- 自分の行動から、自分の人となりや好みを推し量っている
ですので、
キャラが活きる環境をつくる
↓
いつの間にか自分も行動しちゃう
↓
行動したことで、自分の性格も「なりたいキャラ像」に変わる
というプロセスを作ることで、最初は「キャラ像を演じていた」のが、だんだんと本当にそのキャラになっていきます。
⑤そのキャラで「物語を転がす」
ということで、ここまでで①〜④が完了しました。あとはそのキャラを実際に動かして、物語を動かしていこう!というわけです。
- 頭の枷をとる
- キャラクター像を設定する
- そのキャラを動かす
- そのキャラが活きる環境をつくる
- そのキャラで「物語を転がす」
「物語を転がす」とは、「物語的に自分を客観視しつつ、読者目線で面白いと思えるように生きていく」ことです。
基本的に人間はほとんど挑戦しません。
「死ぬときに後悔する25のこと」という終末期医療の専門家が書いた本があります。この本では1000人を超える患者さんの後悔が書いてあります。
その中に「自分のやりたいことをやらなかったこと」という後悔があります。
私は「死ぬときに後悔する25のこと」を読んで「それだけ、意識的に挑戦していくのが大事なのでは?」と思いながら人生設計をしました。
ただ、挑戦って怖いですよね。失敗したら嫌ですよね。
でも「物語的に自分を客観視しつつ、読者目線で面白いと思えるように生きていく」ようにすれば、「失敗が物語を面白くする」と捉えることができます。
失敗した方が、むしろオイシイわけです。
うーん、それでも、失敗は嫌だ。挑戦が怖い…。
と思う方向けに
①リスク管理の話
②質より量が大事
という話について、解説します!
リスク管理をしよう
失敗したとしても、リスクを管理しておけば良いだけです。
例えば、フリーランスになりたい会社員がいたとします。その場合
- 起こりうるリスクを考えておく
- リスクを回避する方法を考えておく
- 起こってしまった場合の対策をしておく
これをやっておけば良いわけです。
例えば私だと、以下の対策をしていました。
- 3年は暮らせる貯金をしてから独立した(個人的には3年は長すぎな気もします)
- 副業で月10万円稼げてから独立した
- フリーランス仲間を作っておいた
- 会社員に戻れるように、転職活動(書類提出など)もしていた
- 収入の柱を増やして、1つの取引先がなくなっても良いようにした
私がフリーランスになったため、そっち方向の話ばかりになってしまいましたが、会社員のまま何かの挑戦をする場合でも同じです。
会社員にもリスクはもちろんあるので、対策をしておくのが大事です。
大量に試すのが大事
挑戦と失敗にまつわるもう一つの話として「大量に試すのが大事」とけんすうさんは書いています。
- 美大の生徒を2つのグループに分けた
- 「1つだけ良い作品を作ってくれ」と指示されるグループ
- 「クオリティは問わないからとにかく沢山作ってくれ」と指示されるグループ
- 沢山作ったグループの方が、作品が売れた
- 良いアイデアを1つだけ作ろうとするよりも、大量に試した方が良い
※けんすうさんは「何かの本で読んだ」と書いていましたが、調べたら「アーティストのためのハンドブック 制作につきまとう不安との付き合い方 」という本に書いてあるようです。
つまり、質を求める場合でも、結局量が必要だというわけです。
これに関しては、私のYoutubeを古い順に見てくださればよくご理解いただけると思います。
↓私が一番最初に投稿した動画(2021/2投稿)です。
2021年当時の私は、「Youtubeを始めよう」と思い立ち、その3時間後に撮影を完了し、翌日に編集を完了して動画を投稿しました。
当時の私が、例えば「リベラルアーツ大学や中田敦彦さんレベルの動画を出さないと…」と思って、1ヶ月かけて動画を作り上げても、大した動画にはならなかったでしょう。
それに、そんな遅いペースで動画をアップしていたら、今のクオリティにたどり着くこともできなかったはずです。
動画を何個も出すうちに
- 話し方、喋るスピード
- 台本の構成
- 動画編集での文字の入れかた、効果音の入れ方
- 見栄えの良いサムネイルの作り方
が、どんどん洗練されていき、今の状態になりました。まあ今もまだまだ修行の途中ですが。
というのが、このブログの読者様たちは、客観的に私を見ているから「質より量を大事にすることで、結果的に質もついてくる」と理解しやすいですよね。
でも自分ごととなるとなかなか難しいわけです。
変な姿を世に晒したくないから、失敗が怖くて、挑戦ができない。わかります。わかりますよ。
いきなり「挑戦しろ」「やりたいことをやれ」と言われても、
- そもそも何に挑戦したら良いのかわからない
- 挑戦して失敗してしまったら怖い
という状態なわけです。
でも、「物語思考」に書かれている通りにこの5ステップで
- 頭の枷をとる
- キャラクター像を設定する
- そのキャラを動かす
- そのキャラが活きる環境をつくる
- そのキャラで「物語を転がす」
をやっていけば、適度にリスクを管理しつつ、「こんなのはできない、無理だよ」と以前は思っていたことを達成できるはずです。
私は、会社員時代プレゼンが苦手でした。
原体験は、中学生の頃の合唱コンクールの歌の練習で、歌が得意な子に呼び出され、歌を一人で歌わされ「下手だ」と笑われたことです。
それ以来、大人数の前で声を発そうとすると、呼吸が苦しくなり、声が震えてしまいます。
時間が経つとともに徐々にカラオケなどで歌えるようにはなりましたが、その頃から、自分の声に対するコンプレックスはずっとありました。
でも、人は変わることができます。今の私を見て「プレゼンが苦手だった」「声にコンプレックスがあった」なんて、誰が信じるでしょうか。
皆様にも、嫌な失敗やコンプレックスはあると思います。でも、人は変わることができます。こんな私が変わる事ができたのだから、読者の皆様だってできるはずです。
この本「物語思考」では、他にもたくさんの考え方や例を用いて解説してくれています。
すごくわかりやすくて、私も何個もマーカーを引きながら読みました。超参考になりましたので、気になった方はぜひお手に取って読んでみてください。
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