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【あっという間に人は死ぬ】40代以上の方にこそ伝えたい、有意義な時間の使い方4ステップ【書籍紹介】

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こんにちは!ふゆこ(@fuyuko190)です。

ふゆこ

今回は佐藤舞(サトマイ)さん著「あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方」という書籍について解説していきます!

私は4年前から積立NISAを開始し、年収350万円・貯金40万円から資産1000万円を達成した方法について「節約オタクふゆこ」チャンネルで発信しています。

↓今回は佐藤舞(サトマイ)さん著「あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方」という書籍について解説していきます!

※サトマイさんからの許諾を得て記事作成をしております。

私のYoutubeチャンネルでは「新NISAや貯金について知ることができた!」といったご感想が増えてきました。ありがたいことです。

一方で「NISAや家計管理、始めた方が良いんだろうけど時間がない…」と、時間の使い方に悩んでいる方も多いと思います。

そこでこの記事では、以下のような問題を解決していきます。

  • 仕事・家事・育児など、タスクに追われて何もできない
  • 空き時間の20分も、SNSを見て過ごしてしまう
  • 休日やりたいと思っていたことができない
  • 何も達成できていないけど忙しい

という人向けに、有意義な時間の使い方を解説

こういった話題では「40代・50代からでは遅いんだろうな」と、思われる方も多いと思います。

ここではっきり言いますが、全く遅くありません。90代でも遅くありません。

著者のサトマイさんは、この本の4ステップの方法によって、数年間で人生が激変しています。

私も、今までを振り返ってみると、この本の4ステップの方法で人生がうまくいき始めました。本質的に鍵になった期間は「たったの半年間」です。

半年間、この本に書いてあるような行動をし始めたのがきっかけで人生が変わりました。

ですので、もし「自分は〇〇歳だから遅いのかも…」と思った方は、そのように思う必要は全くありません。「むしろ今から本番だ〜!」「やってやるぞ!」くらいの意気込みで、この記事を読んでいただくと良いと思います。

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↓この記事の動画版はこちら!

この本のすごいところ

佐藤舞(サトマイ)さん著「あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方」では、以下のような課題を解決していきます。

「私たちの身の回りは、生活を便利に楽しくしてくれるはずのテクノロジーや生産性アップのライフハックであふれているのに、なんとなく本質的な悩みが解決されないまま時間だけが過ぎていっている気がする。

このままでは、あっという間に死んでしまうのではないか

あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方」より引用

ふゆこ

これ、重いですが大事なテーマですよね。直視せずになんとなく生きてしまっている方も多いと思います。

この本のすごいところ3選は以下です。

すごいところ3選
  • ただの「時間術ノウハウ本」ではない
  • この本のワークをやれば、確実に人生が変わる
  • 「確実度合いの高い根拠」と、「著者の意見や経験・哲学」のバランスがちょうど良い

サトマイさんは、企業などの組織のデータ分析や、商品開発支援などを行っているリサーチャーの方で、↓のYoutubeチャンネルを運営している方です。

Youtubeでは、統計学や確率論の観点から様々なテーマで動画投稿をされています。

サトマイさんは26歳の時、以下のような状態になります。

26歳のサトマイさん
  • 事務職の会社員で、特にやりたいこともない。
  • 仕事が原因で適応障害になり、無職・貯金ゼロに。
  • 数ヶ月後にお父様を亡くされ、絶望していた。

こういった状況から、現在は以下のような状態に変化しました。

現在のサトマイさん
  • リサーチャーとして活躍
  • SNS総フォロワー40万人超
  • 大学の客員教授に就任
  • 上場企業で講演

こんな劇的な変化が、なぜ起きたのか?

それこそが、この本で紹介されている「有意義な時間の使い方4ステップ」に沿った自己分析です。

有意義な時間の使い方4ステップ

有意義な時間の使い方4ステップは以下です。

有意義な時間の使い方4ステップ
  1. 人生の浪費の正体を明確化
  2. 死・孤独・責任と向き合う
  3. 自分の価値観を明確にする
  4. 価値観をもとに目標を決め、行動する

この記事では、書籍の中で紹介されている4ステップを順番に解説していきます。

また、この4ステップの中で紹介されている、

  • 科学的に確実度合いの高いデータ・根拠
  • 参考になった哲学・宗教関連の知見
  • サトマイさん自身の具体的なエピソード

については、この記事ではほぼ触れません。

非常にタメになりましたので、この部分も気になった方は是非書籍を購入してみてください。

また、試し読みだけならAmazonや楽天市場のサイト等でも無料でできます。

①人生の浪費の正体を明確化

生産性アップのためのノウハウは、いろいろあります。しかし実際は

いぬ

ノウハウを知ったところで、やる時間がないんだよな〜

いぬ

有意義な時間を過ごしたいけど、日々のタスクで精一杯…

といったように、ノウハウを知っても先延ばしをしてしまう方が多いのではないでしょうか?

では、そうやって時間を浪費して先延ばしをしてしまう原因は何なのか?それは以下です。

時間の浪費の原因
  • 孤独
  • 責任

から逃げているから、自分にウソをつき、満足したフリをして、いつまでも「本当にやりたいこと」に辿り着けない。

私たちは、無意識の現実逃避の行動によって、時間を浪費している。

「死・孤独・責任」のことを、サトマイさんは「人生の3つの理」と呼んでいます。

サトマイさんは「人は『人生の3つの理(死・孤独・責任)』から逃れることはできない」としています。

いぬ

「人は死・孤独・責任から逃れることはできない」って、なんで?

と気になる方もいらっしゃると思います。

書籍では、幸福に関する研究結果哲学・宗教をベースに、その根拠について書かれています。サトマイさんの死生観も関連しているため、「万人にとって絶対当てはまる!」と言えるものではないですが、かなり納得感がありました。

ふゆこ

ふゆこ個人としては、「人は死・孤独・責任から逃れることはできない」については完全に同意です。

「人は死・孤独・責任から逃れることはできない」と受け入れることができたからこそ、自分の人生に本気になることができて、本業も副業もうまくいき始めた実感があります。

人は必ず死にます。

でも、「いつか死ぬ」と常に考えながら生活している人はほとんどいません。この死への不安は、生きていれば誰でも感じたことはあると思います。

人間は、こういった漠然とした苦痛を対処しようとします。

この対処には、良くない非合理的なものもあります。以下が一例です。

死からの逃避の例
  1. 死ぬのが怖い・不安
  2. 何かに熱中して気を紛らわそうとする
  3. 「仕事をしないと家族を養えないから…」とウソをつきワーカホリックになる。本当にやりたいことから目を逸らす。

上記のような逃避行動によって、短期的には不安が解消されたように思えるかもしれません。しかし、これでは中長期的な人生の質を悪化させてしまいます。

つまり、「死の不安」から逃げるあまり、「偽物のやりたいこと」のために時間やお金を浪費してしまうわけです。

孤独

生まれてから死ぬまで、人はその人唯一の体験・感覚・認識を経験します。

認識は人それぞれなので、他人に100%理解してもらうことは不可能です。

そういう意味で、人は孤独です。

責任

「責任」についての前段階の説明として、「幸福とは何か?」について解説をします。

幸福感を決める要因の重要度は、以下の順番です。

幸福感を決定する要因は「自己決定」
  • 1位:(数値不明) 健康・人間関係
  • 2位:0.13 自己決定指標
  • 3位:0.091 世帯年収額
  • 4位:0.015 学歴

参考:幸福感と自己決定―日本における実証研究 (改訂版)

出典:幸福感と自己決定―日本における実証研究 (改訂版)

健康・人間関係に次いで大事なのが「自己決定指標」です。

自己決定指標とは?

進学先や就職先などの進路を、自分で決めたかどうかの度合いのこと。

つまり、自分の人生の決定権が自分にあることの方が、収入や学歴よりも幸せに繋がるということです。

そして、「自由」には「責任」がつきものです。この責任が、人生の理の3つ目として、避けられないものです。

責任からの逃避の例
  1. 自由に進学先、就職先、住む場所、やりたいことを自分で決めるのが怖い
  2. 他人に決めてもらうことで責任を回避する
  3. 「自分は謙虚だから」「自信がないから」と言い訳(ウソをつく)

上記のような逃避行動によって、短期的には不安が解消されたように思えるかもしれません。しかし、これでは中長期的な人生の質を悪化させてしまいます。

つまり、「責任の不安」から逃げるあまり、「偽物のやりたいこと」のために時間やお金を浪費してしまうわけです。

②死・孤独・責任と向き合う

1ステップ目では、人生の浪費の正体を明確化しました。

時間の浪費の原因
  • 孤独
  • 責任

から逃げているから、自分にウソをつき、満足したフリをして、いつまでも「本当にやりたいこと」に辿り着けない。

私たちは、無意識の現実逃避の行動によって、時間を浪費している。

2ステップ目では、この「死・孤独・責任」と向き合うことをテーマにしています。

「責任」の項目で説明したように「どれだけ自分で自分の人生を決めるか?」が、「どれだけ有意義な時間の使い方ができるか?」に直結します。

覚悟を持って、「死・孤独・責任」と向き合うのが大事です。

ストレスから逃げるべき?向き合うべき?

ただ、ストレスから逃げるのも大事です。その際の基準について、サトマイさんは以下のように書いています。

  • ストレスから逃げるか?
  • それとも向き合うべきか?

については、

「その回避行動や逃避行動によって、自分の人生の質が長期的に下がってしまわないか(本より引用)」を基準にすると良いでしょう。

ふゆこ

「ストレスから逃げるべき?向き合うべき?」の線引きについては、長期的な目線で考えると判断しやすいですね。

「死・孤独・責任」との向き合い方

その上で、「死・孤独・責任」との向き合い方について、サトマイさんは以下の3つを提案しています。

過去の研究に共通する考え
  • 変えられないものと変えられるものを区別せよ
  • 人生に対して主体的に参加せよ
  • 人生に苦は必要である

この3つは、お釈迦さまの時代から現代の科学者まで、約2600年の間論考・研究されてきた

  • 充実した人生の過ごし方
  • 生きていく上で生じる心理的苦痛の解決

についての内容のうち、共通点をまとめたものです。言い換えると以下の3つです。

充実した時間の使い方
  • 自分で変えられることに集中する
  • 自分の価値観など、内発的な動機を大切にし、行動する
  • ストレスを自身の成長の糧にする

この3つについて、サトマイさんは「認知行動療法」を通じてアプローチしています。

認知行動療法とは?

ふゆこ

認知行動療法は、私も活用しました。

私は6年前、「なんとなく生きづらい」「会社での人間関係がうまくいかない」と悩んでいたのですが、その解決の鍵になったのは認知行動療法です。

いぬ

認知行動療法って何?なんだか難しそう…

認知行動療法

心理療法の一種。

認知と行動は、自分でコントロールしやすいですが、感情や身体反応はコントロールしにくいので、認知と行動を変えることで、感情や身体反応、そして、結果を変えていくのが認知行動療法です。

あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方」より一部引用

出来事・認知・行動・感情・身体反応とは、以下です。

  • 出来事:起こったこと(事実)
  • 認知:出来事に対する考え、記憶、イメージ
  • 行動:振る舞いや発言
  • 感情:心の動きや気持ち
  • 身体反応:身体に出てくる生理的反応

認知行動療法は、心理療法の中でもエビデンスの量・質ともに群を抜いています。つまり、かなり確実に科学的な効果が認められている手法です。

以下に例を示します。会社でストレスを抱え、浪費を繰り返していた私の実体験です。

  • 出来事:会社の廊下ですれ違った人と、ぶつかりそうになったことが何回もあった。
  • 認知:相手も避けるべき。「会社の廊下は左側通行」というルールに従わないのはあり得ない。どうせ自分は馬鹿にされている。
  • 行動:(負けたくないので)自分も避けずに進む。
  • 感情:イライラする、落ち込む、世の中全体への恨みのようなもの。
  • 身体反応:心拍数が上がる、口内炎ができる。

口内炎によってまたイライラしたり、それによって認知の歪みが進んだりしていました。つまり、認知・行動・感情・身体反応が相互に影響し合っている状態でした。

同じ出来事が起きた時でも、認知は人によって異なります。

上記を客観的に読んでいる皆様は、「認知と行動さえ変えれば、こんなにイライラせずに済むはずなのに」と感じたのではないでしょうか?

その通りで、認知と行動は変えやすいものなので、変えてしまえば良いのです。

また、過去の私は「すれ違った人とぶつかりそうになった」という出来事と、「自分」を結びつけて、「自分は馬鹿にされているんだ」という歪んだ認知を抱えていました。

でも、実際は自分自身と課題は別のものです。認知行動療法で重要なのは、「自分と課題を切り分け、客観視すること」でもあります。

結局これやれ!3ステップ

「メンタルに良い変化をもたらすプロセスはなんなのか?」について、認知行動療法をはじめとする54,633件の研究を調査した結果、以下3つのことが重要だとわかりました。

重要3ステップ
  1. 気づく:自分の認知・感情・行動・身体反応を知る
  2. 受け入れる:自分の認知・感情・行動・身体反応をありのまま受け入れる
  3. 重要なことに取り組む:自分にとって価値のあることを自覚し行動する

具体的な言葉に言い換えると、以下の3ステップです。

結局これやれ!3ステップ
  1. 気づく:瞑想を1日10分やってみる
  2. 受け入れる:「自分が不快になった」ことと、「出来事が悪いことかどうか」を切り離して考える
  3. 重要なことに取り組む:例えば「自己成長」に価値を感じる人であれば、「失敗を改善すること」が重要なこと

瞑想は、なんとなく「思い込み」や「スピっぽい」というイメージがある方もいると思います。しかし、「10分の瞑想によって、注意力のコントロールができるようになる」というエビデンスがあります。

サトマイさんの本にはワークもありますので、本に記入しながらこの3ステップについて取り組むことができます。

そして、大事なのが「③重要なことに取り組む」です。③の取り組みのために、まずは自分にとって価値のあることを自覚する必要があります。

3ステップ目では、この「価値観」を明確にします。

③自分の価値観を明確にする

この本における価値観は、以下のようなものです。

価値観とは?
  • タスク・ゴールではない(「資産1000万円達成」はゴールだが、価値観ではない)
    • 資産1000万円を達成したら、どんなことに励みたいか?を考えてみる
    • ゴールを達成する上で、犠牲にできないものは何?
  • 「好き」という感情ではなく、行動規範に近い
    • 「子供が好き」でも、子供の面倒を全く見ないのであれば、行動が伴っていない。
    • 「健康」は価値観ではない。「健康的な食生活や運動に日々励み、心身ともに健やかに過ごすこと」が価値観。
いぬ

うーん、つまりどういうこと?

ふゆこ

価値観って、ちょっとイメージしにくいですよね。

参考例として、サトマイさんの価値観の一部を紹介します。

サトマイさんの価値観(一部抜粋)
  • 自分の創造性を発揮して作品を生産し、感動を与える
  • 好奇心を持って物事を体験し、自分の考えを整理して、人に共有する
  • 思い込みにとらわれず合理的に考え、成功確率の高い選択肢を選ぶ

このようなものが価値観です。内容は人それぞれですが、種類はなんとなくご理解いただけたでしょうか。

本の中には、価値観を明らかにするためのワークが2つあります。

価値観を明確化するワーク
  • 子供の頃を振り返るワーク
  • 困難な体験を振り返るワーク

このブログでは、「子供の頃を振り返るワーク」について、私の例を出します。

子供の頃を振り返るワーク
  1. 一番楽しかった思い出
    • 中学の頃の軽音部で、一生懸命ドラムに取り組んだ
    • 家族で行ったキャンプ
    • 毎日勉強して外で遊ぶこと
  2. 褒められたこと
    • 数学の理解の速さ
    • 意欲的
  3. どのような友人・大人・漫画などに影響を受けた?
    • 優しく大人な考え方の友達Oさん
    • 小学校の算数のN先生
    • 中学校の担任のT先生
    • ブラックジャック、火の鳥
  4. 夢中になったこと、活動
    • 絵や漫画を描くこと
    • HTMLでwebサイトを作ること
    • 塾での数学の勉強
  5. 家族や教育環境による影響
    • 自由にやりたいことをさせてくれた
    • 友達と自分たちでルールを作って、自由に遊ぶのが好きだった
  6. 子供の頃の夢
    • 漫画家
    • タイムマシンを作る
  7. 子供の頃の困難や挑戦
    • いじめを受けたが「いじめられたり、いじめたりすることよりも、もっと面白いことをした方がお互いにとって良いのでは?」と、一歩引いて考えられるようになった。
    • ドラムに挑戦した。全く知らない世界でも、ある程度の方法論に則って、学んで実践すればそこそこ形になることが分かった。

実際は上記を思い出しながら、当時の感覚や「なぜそう感じていたか?」を具体的に列挙しました。

その結果、以下のような文字や概念が何回も出てきました。

ふゆこの価値観
  • 自分のペース
  • 自由に(指示されたくない)
  • 新しいことを学ぶ・成長
  • 物事を前に進めたい
  • 成果がすぐに欲しい
  • 自分で何かを作りたい

※正直、まだ荒削りです。時間をかけて徐々に明確化していく予定です。

このように、ワークをやっていくと共通点・軸が見えてきます。それがあなたの価値観です。

本には、他にも「困難な体験を振り返るワーク」もありますので、この記事よりもさらに深掘りすることができます。

④価値観をもとに目標を決め、行動する

さて、3ステップ目では自分の価値観がはっきりしました。

ついに最後の4ステップ目「価値観をもとに目標を決め、行動する」です。

いぬ

いやいや!

行動しろって言われても、それを先延ばしにしちゃうんだよ!

どうすれば良いの?

という方におすすめの方法が「目的・目標・手段」を3段階に分けて設定することです。

11歳〜28歳の頃のふゆこを例に、この目標設定について解説します。

この目標設定の肝は、価値観をチューニングしつつ進めることです。

ふゆこの例(11歳の頃)
  • 目的【価値観】
    • 自分のペースで、自由に何かを作り上げたい
    • 成長したい
  • 目標【中間ゴール】
    • 漫画家になる
  • 手段
    • 漫画を読む
    • 漫画の初心者セットで学ぶ
    • 絵の練習をする
    • 新人賞に応募する

小学校の頃の私の夢は漫画家になることだったため、実際に漫画を描いていました。ただ、途中で「自分よりも漫画の上手い人はクラスに2人いるけど、数学や考えることではクラスで1位を何回も取れた」「漫画はすぐに成果が出ないから飽きてしまう」ことに気づきます。

ふゆこ

余談ですが、サトマイさんも私と同じく、小学校の頃の夢が漫画家だったそうです。

そして、「漫画家になりたい!」という思いは次第に薄れてきました。一方で、他のことに興味が出てきます。

「成果がすぐに欲しい」という価値観を追加して、チューニングした「目的・目標・手段」が以下です。

ふゆこの例(20歳くらいの頃)
  • 目的【価値観】
    • 自分のペースで、自由に何かを作り上げたい
    • 成長したい
    • 成果がすぐに欲しい
  • 目標【中間ゴール】
    • 物理学の研究者になる
  • 手段
    • 物理学を学べる大学・大学院に行く
    • 研究で成果を出す

これも途中で挫折しました。

飽き性なので、ずっと同じテーマを追う研究に飽きてしまいました。私の加わった研究は「数年かけた実験で成果が出るかどうか…」というスパンで進んでおり、成果がすぐに欲しい自分の気質とは合っていませんでした。

ふゆこ

「研究は自分には合っていませんでした」と言い切ってしまうのは、自分の可能性を狭めている気もするので良くないかもしれません。ですが、ここは解説のために、わかりやすさ重視で書いています。

また、後から分かったことですが、私は「細かいところはともかく、前に進めよう」と思う実行力重視タイプです。慎重に石橋を叩いて渡るタイプではないため、「じっくり実験の解析を進める」などの作業はどちらかというと向いていませんでした。

そこで、「物事を前に進めたい」という価値観を追加するというチューニングを行い、以下のようになりました。

ふゆこの例(28歳くらいの頃)
  • 目的【価値観】
    • 自分のペースで、自由に何かを作り上げたい
    • 成長したい
    • 成果がすぐに欲しい
    • 物事を前に進めたい
  • 目標【中間ゴール】
    • Youtubeで1万人登録
  • 手段
    • 週に一本動画を投稿する

結果的にYoutubeはうまく行ったわけですが、登録者数や再生数が伸びた要因には運もあります。

ここで大事なのは、「継続できている」「Youtubeをやるのが肌に合う」といった実感なのかなと思います。自分の価値観と合うのであれば、稼げないYoutubeでも生きがいになります。

実際は、私は11歳の頃からこの手法で目標を立てていたわけではありません。

ですが、表面的な「漫画家になりたい」「物理学の研究者になりたい」「Youtubeをやってみたら、なんだか肌に合う」といった目標や実感の奥には、「自分が大事にする価値観と合っているか?」ということが大事だったわけです。

ということで、以下のように「目的・目標・手段」を設定しましょう。

「目的・目標・手段」設定のコツ
  • 価値観を軸に、目標や手段は変わる
  • 価値観はチューニングしていく
  • 週に1回見直す

「目的・目標・手段」の設定についても、本の中でワーク形式で行うことができます。サトマイさんの具体例もかなりわかりやすく書いてありますので、参考になさってください。

10分でできるオススメ行動4選

今回は、佐藤舞(サトマイ)さん著「あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方」について解説しました。

有意義な時間の使い方4ステップ
  1. 人生の浪費の正体を明確化
  2. 死・孤独・責任と向き合う
  3. 自分の価値観を明確にする
  4. 価値観をもとに目標を決め、行動する

10分でできるオススメ行動は以下です。

今日からできるオススメ行動
  1. 「死・孤独・責任」に対して、直感的に思うことを書き出してみる
  2. 10分の瞑想をやってみる
  3. 子供の頃を振り返るワークをやってみる
  4. 困難な体験を振り返るワークをやってみる

このうちのどれか一個をやるだけで、人生は変わり始めます。どれも今日から・10分でできることです。

ふゆこ

資産形成をメインに動画・記事投稿を行っていますが、根本的には「豊かな人生を送ること」が大事です!

そのために、今後もこういった書籍を取り上げていきます。

皆様が

  • もっと楽しく
  • もっと自由に
  • もっと自分らしく

生きていく、手助けができれば幸いです。

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